5
20
金環日食3 明日はどっちだ?

今回の日食では和歌山の宿を予約していました。金環の中心線に近い事と、南紀白浜空港の跡地で観測会が計画されていたからです。
しかし天気予報がどうも怪しい。月曜の和歌山は曇り予報で海岸線の近くほど悪天候になるんだとか。
京都は天気が良さそうですが、金環帯の端なので奇麗な同心円になりません。せっかく本州まで来たのだから少しでも良い条件で見たい!

昼過ぎには和歌山に向かう予定でしたが、午後2時の天気予報を待つ事にしました。
和歌山の曇り予報は変わらず。しかし、中部以東は晴天率が高いという予報です。
そんな訳で和歌山の宿はキャンセルして、急きょ名古屋市内に宿を取ったのでした。

関西から名古屋はすごく遠い印象がありました。実際は交通費2860円で2時間半というお手軽さ(普通列車)。
14:51三条京阪発、16:00米原乗換、16:40大垣乗換、17:13名古屋着です。
17:50にホテルにチェックイン。

さて、名古屋に到着したものの、僕はどこで日食を見たらいいのでしょう?
見知らぬ土地で周りはビルだらけ・・・
しかし「ありとあらゆることは、だいたいiPhoneがなんとかしてくれる」という言葉の通り、何とかなってしまうんですね~
Google mapsで付近を検索すると「名古屋市科学館」の前に大きな広場があります(白川公園)。早速訪れると、東側が開けている。
それでも、日食がどの方位に見えるか心配ですよね。
一昔前は「赤道儀」という特殊な三脚を使って、方位磁石や北極星の位置やらを駆使して、努力と根性で太陽の位置を算出する必要がありました。
しかし、21世紀の我々にはiPhoneアプリ「金環食2012」があります。
これはカメラとGPSと方位磁石と重力センサーを組み合わせたもので、カメラで撮影した景色に「日食当日の太陽の軌跡」を重ねて表示してくれるという優れもの。
このアプリを使えば誰でも簡単に太陽の位置がわかってしまいます。ビバ!21世紀。

三脚の設置に便利な場所に目星をつけてホテルに戻ったのでした。
明日は5時起き。早く寝ます。