札幌市内の各所には「時計台に似た建物」が幾つかあります。雰囲気だけ似ている程度のものから、かなり本気で再現したものまで様々。
思いつく限りのレプリカ時計台を巡ってみたので写真を載せます。名前は区別のために適当に付けたものです。
(「ニセ時計台」という言い方は可哀想なので、このページでは「レプリカ時計台」とします)
レプリカ時計台一覧
札幌市時計台(本物):地図
本家の札幌時計台。
「日本三大がっかり名所」という不名誉な称号を与えられているが、観光客の「がっかり」はパンフレット等のイメージと大きく異なる事が原因であろう。実際の時計台は内部展示が充実しており、時計が今でも人力で駆動しているなど、見応えは十分である。
時計は4面。開拓使の星マークあり。
札幌市時計台(仮):地図
本家の札幌時計台が一時的にレプリカ時計台になるという珍しい事例。
2018年6月〜10月の改修工事では足場が組まれて時計台が見られない状態になったため、前面が実物大イラストで覆われることとなった。
なお、外壁が緑がかった白に塗り直されたのはこの時である。
札幌市時計台(展示室):地図
時計台内には3種類の模型が展示されている。
東区役所時計台:地図
東区役所のエントランス上に時計部分だけを再現したもの。土台部分は4面ガラス張りになっており、東区の特産物であるタマネギのオブジェが置かれている。更に、1時間に1回タマネギが上下に割れて、回転する白馬が現れるというツッコミ所の多いギミックが隠されている。
時計は3面。開拓使の星マークなし。
北郷時計台:地図
JR平和駅の北側にあるレストラン。本物より横幅が狭いですが、2階建てで時計以外の再現度も中々。
時計は正面のみ、開拓使の星マークなし。
(2019年8月、追記)
北郷時計台は2015年10月31日に閉店されました。建物は健在ですが営業はしていません。
新札幌時計台:地図
JR新札幌駅近くにある建設会社の社屋。JRからも見えるため、本物の時計台と勘違いした観光客が下車して見に行ったという武勇伝もあるらしい。時計部分の再現は最も精巧、3階建ての社屋外壁も板張り風となっており、努力の跡が伺える。
時計は4面。開拓使の星マークなし。(2014年6月撮影)
(2015年9月、追記)
新札幌時計台は解体されてしまいました。今はこの姿を見ることができません。
このビルを所有していた建築会社が2014年9月に倒産してしまい、2014年末から翌年にかけてビル解体。2015年6月ごろから別のビルが建設されています。
レプリカ時計台の中でも屈指の知名度を持っていた建物だけに残念です。
円山時計台:地図
地下鉄東西線円山公園駅近くにあるケンタッキー・フライドチキン。これをレプリカ時計台に数えて良いのか微妙な出来だが、屋根の色と形は時計台を意識していると思われる。
時計、開拓使の星マークなし。
西野時計台:地図
札幌市西区の八木病院横にある薬局。平屋でエントランス屋根と時計部分が再現されている。景観に配慮したのか屋根が緑色に塗られている。壁が緑色っぽいですが、実は本家の時計台も緑がかっています。
時計は1面。開拓使の星マークあり。
アパ時計台:地図
中央区のマンション・アパタワーズ。マンションのロータリー部の塔に時計が設置されている。
時計は4面。開拓使の星マークなし。
北海道グリーンランド時計台:地図
北海道グリーンランドの「レストラン・ハッピー」のエントランス上部に時計が設置されている。
時計は4面。開拓使の星マークなし。
花の時計台(期間限定):地図
2014年夏に期間限定で設置された花の時計台。
時計は1面。開拓使の星マークあり。
ポポンデッタ時計台:店舗URL
2020年に移転オープンした鉄道模型店「ポポンデッタ 札幌大通店」のNゲージレイアウトに札幌時計台の模型が設置されている。
時計は4面。開拓使の星マークあり。
JRタワーT38時計台:店舗URL
札幌駅JRタワー38階展望台にレゴ・ブロックで作られた札幌時計台が設置されている。
時計は4面。開拓使の星マークあり。
ススキノ時計台:地図
酒と煙草の専門店「MOMOYA」の店外倉庫。
時計は2面。開拓使の星マークなし。
千歳道産市場時計台:地図/ストリートビュー
かつて千歳市内にあったドライブイン「千歳道産市場」。
千歳空港と札幌を結ぶ道路上にあったため知名度は高い。運営会社の都合で2017年11月に閉鎖され、翌年には建物ごと解体された。
時計は4面。開拓使の星マークあり。