札幌の東西南北

札幌市の住居表示「Y条X丁目」の東西南北の境界を訪ねてみました。
札幌の街並みは、京都のような碁盤の目になっており、南北と東西に並行な道路が直交するように整備されています。
京都の場合は「千本丸太町」のように通りの名前で場所を表すため「千本通」や「丸太町通」がどこにあるのかを覚えていないと場所がわかりません。
一方、札幌では「Y条X丁目」のように数字で住所を表すので、場所を聞けばおおよその位置がわかるようになっています。開拓民の合理精神の表れだと思います。

境界線

この「何条何丁目」で表される境界線を公開しているブログがありました。
飛地や錯綜地もなく、割と綺麗に境界線が描けるようです。
境界線を全部なぞるのは大変そうなので、東西南北の端を自転車で巡ってみました。

チェックポイントは以下の通り。走行54km。
・最東端:北37条東30丁目
・最西端:北3条西30丁目
・最南端:南39条西10丁目
・最北端:北51条東15丁目
・大通最東端:大通東14丁目
・大通最西端:大通西28丁目
・最大エリア:北16条西16丁目8(札幌競馬場)
・最小エリア:南10条西2丁目(中島公園横)

map札幌東西南北の旅GPSログ

起点

場所を「Y条X丁目」で表した時の原点、つまり(x,y)=(0,0)には何があるのか気になります。
札幌の東と西の境界(x=0)は「創成川」という川。南と北の境界(y=0)は「大通何丁目」です。
つまり、(x,y)=(0,0)は大通と創成川の交差する地点ということになります。これは川の真上で特に目印もないので、すぐ横にある「さっぽろテレビ塔」が東西南北のほぼ起点ということで良いのではないでしょうか。

TVtower_EWSN「何条何丁目」の最小値

東西南北端

テレビ塔を起点に、東西南北の端を見てきました。

IMG_3105最東端:北37条東30丁目

IMG_3232最西端:北3条西30丁目

IMG_3215最南端:南39条西10丁目

IMG_3095最北端:北51条東15丁目

NESW_sign東西南北端の住居表示看板

大通の東西端

「何条何丁目」で住所を表すと、北1条と南1条の間をどう表記するのかという疑問が湧いてきます。これは「大通何丁目」で表記しているようです。
せっかくなので「大通」表記の東西端も見てきました。

IMG_3110大通最東端:大通東14丁目

IMG_3231大通最西端:大通西28丁目

最大・最小エリア

「何条何丁目」の面積は場所によって異なります。
最大面積(札幌競馬場)と、最小面積(中島公園の隣)も見てきました。

IMG_3236最大エリア:北16条西16丁目8(札幌競馬場)

IMG_3207最小エリア:南10条西2丁目(中島公園横)

2025年6月28日