6月8日(月) Day 2 「キックオフ」

5時間並ぶ

../images/day2/IMG_0345.jpg 1 1 時差もなんのその。ちゃんと5時前に目が覚めました。ツアーの人と連れ立ってモスコーン会場へ。
基調講演まで5時間もあるというのに、かなりの人が並んでいます。スタッフらしい人が先頭から人数を数えていて、それによると274番目との事。これなら確実に座れそうです。
途中、同じツアーの人にコーヒーを買ってきてもらったり、列を外れて行列の伸び具合を確認したり。
午前7:30になると入り口が開き、建物内に移動させられます。講演会場には入れず廊下で待機するだけ。でも、外が結構寒かったので、室内はありがたい。
廊下には参加者向けに朝食が配られています。菓子パンとスターバックスのコーヒーですが、朝食を取っていなかったので助かります。
9:40頃、ようやく会場に入れました。通路近くの見やすい席を確保して、あとは始まるのを待つだけ。

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It's true

../images/day2/IMG_1872.jpg 1 そして10:00。フィル・シラーの登場です。
これまで僕が経験した基調講演はインターネットの中継で「読む」だけでした。会場にいる誰かがアップしたテキストを1分おきに更新して「**が出たらしい」とチャットで語り合うという、原始的なんだか進んでいるんだか分からない方法で情報を得ていたものです。
それが今や、目の前で基調講演が繰り広げら得ている。ほんの数分早いだけとはいえ、世界で誰よりも早く「iPhone 3GS」の発表を見た5000人に仲間入りできました。
今回は「予想通り」のラインナップですが、会場は興奮の渦。初代iPhoneとか、Mac のインテル移行なんかのときは凄かったんだろうなあ。

../images/day2/IMG_1890.jpg 1 興奮冷めやらぬまま基調講演は終了。1階に用意されているという昼食を取りに行きました。
献立は写真の通り。なんというか、味も量も過剰です。まあ、タダだからいいか。

タクシーと喧嘩するカーク

../images/day2/IMG_1894.jpg 1 1 午後のキックオフミーティングまで間が開きます。同行者たちに別れを告げ、一人市内観光に出かけたのでした。(ホントに協調性が無いよなあ)

2時間ほどしかないので訪れるのは一か所のみ、映画「スター・トレック」の聖地巡礼です。
スター・トレックIV 故郷への長い道」(1986)では、主人公のカーク一行がタイムトラベルして20世紀の地球にやってきます。その滞在先がここ、サンフランシスコでした。
23世紀からやってきたカークたちは「交通信号」を知らないので堂々と信号無視。タクシーの運転手に怒られたカークが、映画で覚えたスラングで怒鳴り返すという微笑ましいシーンが有名です。
他の人の「聖地巡礼」ブログをみて大体の場所は把握していたので、ほとんど迷わずに到着。
iPod に入れてあった「故郷への長い道」のビデオを見ながら、同じアングルを探して微調整。成果が下の写真です。機会があったら本編と見比べてください。

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映画ではカーク一行がこの道を横切る

バスに乗れないスポック

../images/day2/IMG_1909.jpg この後、カークたちがバスに乗ろうとした場所を探索。難易度高いけどすぐ近くにありました。

Muni ticket 映画の中でカークがバスに乗車拒否されるという短いシーンがあります。
最初に見たとき「カークは現代のお金を持っていないから下ろされたんだな」と、勝手な解釈をしていました。しかし、今回見直すと、カークは古物商に立ち寄って、ちゃんと現代のドルを入手しているのです。ではなぜ彼等はバスに乗れなかったのでしょうか?
SF市内のバス(Muni:Municipal Railway)は乗車時の前払い式で、現金のみ受け付け・お釣りは出ない、という仕組みになっています。つまり、手元に10ドル札があっても、1ドルに崩していなければ乗ることが出来ないのです。
おそらくバスの中では下のような会話が交わされていたのでしょう。

カーク「二人で幾らだい?」
運転手「2ドルだよ」
カーク「じゃあ、これで(と、10ドル札を出す)」
運転手「細かいのは無いのかい?」
カーク「細かい、とは?」
運転手「お釣りは出ないって言ってるんだ」
カーク「お釣り?」
運転手「もういい、降りてくれ」
スポック「お釣りとは何ですか?」(劇中)
カーク「さあ?」(劇中)

長年の疑問、という訳でもないですが、20年越しでようやくこのシーンが理解できました。

異文化コミュニケーション

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../images/day2/IMG_1924.jpg 再びWWDC会場へ。キックオフミーティングを聴講です。「ミーティング」といっても実際はプレゼンを聞いているだけ。講演者の人がフランス系らしく、妙にパ行の多い独特なしゃべり方でした。
次のセッションまで時間があるので会場内でパソコンを充電。午前中は混んでいたけど、この時間だと何とか空いてる場所が見つかります。

日本のニュースを眺めながらボーっとしていると、隣の席の青年が映画のトレイラーを見始めました。しかも写っているのはピクサーの「UP」。これは声を掛けないわけにはいきません。
彼は南米ボリビアのソフトウェア技術者らしい。「アップル本社見に行く?」「行きたいけど、遠いよね」みたいな他愛ない会話をしていたら、すかさずグーグルで時刻表とバス路線を調べてくれました。
ボリビアって途上国で、ソフトハウスがあること自体に驚きましたが、ギークは世界中どこにもいるんですね。
彼は「UP」が上映中という事に気づいていなかったようで(米国では先週封切り)、僕がもう見たという話に興味津津。こちらも Google Maps を開いて映画館の場所を教えると、彼はあっという間に検索して上映タイムテーブルを見つけ出したのでした。すごい検索スキルの高さです。

「日光」じゃなくて「日航」

../images/day2/IMG_1931.jpg セッションは18時に終了。でも、まだ一日は終わりません。19時からホテル・ニッコーで「ジャパン・レセプション」に参加です。
こちらは日本人参加者を対象に、アップル・ジャパンが開催してくれる懇親会(食事・アルコール有)。やっぱ日本語通じると楽です。数名と名刺交換をしてみたのですが、ビールを一杯飲んだら猛烈な眠気に襲われてしまいました。
勿体なかったけど30分で退場。「寝た」という認識もなく、気づいたら翌朝になってました。何てハードなんだ!