ヨーロッパ最長
スイス旅行の目的は果たしたので、グリンデルワルトを起点に一回りしてみます。
先ずはメンリッヘンにあるヨーロッパ最長のゴンドラへ。
ホテルの真下の駅から列車に乗って、隣のグリンデルワルト・グルント駅へ。ここから徒歩数分でロープウェー山麓駅です。
メンリッヘンは扇子の細い方を下にして壁に立てかけたような構造をしています。一辺の長さが5Kmほどの三角形の1枚バーンだと思って下さい。日本ではあまり見ない不思議な地形です。
ゴンドラの乗車時間は驚きの30分。徐々に高度を上げながらアルプスの山々が広がってきます。眼下には緑の絨毯を敷いたような牧草地帯がどこまでも続く。ここのスキーは楽しそうだなあ。
メンリッヘン(Mannlichen)
ゴンドラ終着駅から1Kmほど歩くとメンリッヘン山頂(標高2230m)です。ここからは360度の展望が広がっていて、グリンデルワルト・ユングフラウヨッホ・ミューレンなどが見渡せます。
テラスも充実しているし、大きなカウベルを付けた牛もいる。これで髭面のおじいさんがいたら、まるっきり「アルプスの少女ハイジ」の風景です。あの番組、ホントによく取材して作ってたんだなあと変な所で感心しました。
さて、特に計画もなくメンリッヘン山頂に来てしまったので次の行き先が決まっていません。
選択肢は三つ
- (1)ゴンドラでグリンデルワルトへ戻る
- (2)ハイキングでクライネ・シャイデックまで歩く
- (3)ロープウェーでヴェンゲンまで下りる
来た道を帰るのは勿体ないので(1)は却下。昼時で空腹だったので(2)も却下。ヴェンゲンで昼食にして、登山列車でクライネ・シャイデックへ向かう事にしました。せっかくの周遊券を使わないと勿体ないしね。
メンリッヘン山頂からみたユングフラウ。左が実写で右がグーグルアース、よくできてますね。
ヴェンゲン(Wengen)
メンリッヘンからヴェンゲンのロープウェーは軌道が垂直なんじゃないかと錯覚するほどの急勾配です。こんなに急だと支柱が立てられないのでは?と見てみると、支柱は1本しか見当たりません。ケーブルが空中に吸い込まれているような眺めに目がクラクラ。
全長1km、10分ほどでヴェンゲンに到着。ここはロープウェー基地と登山列車の中間駅があるので賑わっています。ショップでパンを買って駅構内でモグモグ。
登山列車は20分に1本の割合なので、ホームに来た列車に飛び乗りヴェンゲンからクライネ・シャイデックまで30分の旅。
ハイキング
一昨日に続いて2回目のクライネ・シャイデック。今日はスッキリとした青空なので、前回とは違った写真が撮れそうです。
駅付近を回っていよいよハイキング開始。人が通らないし看板もないので少し不安になりますが、右手に線路が見えている限りは大丈夫でしょう。
道中では先ほどゴンドラから見た緑の絨毯の中を歩くことになります。近くで見てもなかなかの美しさ。
下り坂なので体力は使わず、約4kmを1時間半で走破しました。
ホテルに戻って一休みのつもりが、目覚めたら夜中。どこにも遊びに行けません。疲れがたまっていたんでしょうかね。