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ダブルピーク

自転車でラベンダー巡り。
ここ数年、札幌市内ではラベンダー花壇が増加しているような気がします。
区役所の花壇や札幌駅北口広場、民家の庭などにあるおかげで、開花時期が見積もり易くて助かる。

IMG_2593.jpg先ずは札幌市中央区の幌見峠へ。市内で一番キツイと言われる20%の勾配があるところです。
坂全体としては距離1.7Km、比高190m。ただ、「幌見峠」と言った場合は保育園前からの距離1.0Km、比高100mを指すようですね。
初めて登った時は壁のように見えましたが、実は本当に厳しいのは登り始めだけで、中盤以降は10%を切る普通の坂です。距離も短いので地形が頭に入っていれば一気に登れてしまいます。
とはいえ、僕の実力では7分かかってしまいますが・・・

幌見のラベンダー園は7月10日オープンとのこと。たぶんこれはラベンダー摘みなどの話で、花畑そのものは何時でも見られます。
満開まであと少しでしょうか。年に数週間の紫の絨毯を堪能してきました。

お次は小林峠。
距離1.6Km、比高80m、平均斜度5.2%のイージーな坂です。
いきなり小林峠を登ると「キツイ」となるのでしょうが、盤渓や幌見を登った直後だと「楽々!」ですね。

IMG_2609.jpg小林峠を下ると東海大学。ここでは10年ほど前からラベンダー園を作っているそうです。
こちらのラベンダーは何種類か植えているようで、早咲きのものは満開、遅咲きはあと一歩という所。
7月19日〜20日は「ラベンダーまつり」を開催するそうです。ラベンダー園を見学して帰宅。

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レプリカ時計台(にせ時計台)

札幌市内にある「レプリカ時計台」を巡ってきました。
詳細な写真はギャラリーからどうぞ。
札幌市内の各所には「時計台に似た建物」が幾つかあります。完成度は、雰囲気を真似してみましたから、かなり本気で再現したものまで様々。
市内の主なレプリカ時計台を結ぶ道のりは約40Km。丁度いい距離なので一日で回ってみました。
名前は区別のために適当に付けたものです。

東区役所時計台:場所
東区役所のエントランス上に時計部分だけを再現したもの。土台部分は4面ガラス張りになっており、東区の特産物であるタマネギのオブジェが置かれている。更に、1時間に1回タマネギが上下に割れて、回転する白馬が現れるというツッコミ所の多いギミックが隠されている。
時計は3面。開拓史の星マークなし。
北郷時計台:場所
JR平和駅の北側にあるレストラン。本物より横幅が狭いですが、2階建てで時計以外の再現度も中々。
時計は正面のみ、開拓史の星マークなし、
新札幌時計台:場所
JR新札幌駅近くにある建設会社の社屋。JRからも見えるため、本物の時計台と勘違いした観光客が下車して見に行ったという武勇伝もあるらしい。時計部分のみの再現だがディティールは最も精巧、3階建ての社屋外壁も板張り風となっており、努力の跡が偲ばれる。
時計は4面。開拓史の星マークなし。
円山時計台:場所
地下鉄東西線円山公園駅近くにあるケンタッキー・フライドチキン。これをレプリカ時計台に数えて良いのか微妙な出来だが、屋根の色と形は時計台を意識していると思われる。
時計、開拓史の星マークなし。
西野時計台:場所
札幌市西区の八木病院横にある薬局。平屋でエントランス屋根と時計部分が再現されている。景観に配慮したのか屋根が緑色に塗られている。壁も緑色っぽいが、実は本家の時計台の色に一番近い。
時計は1面。開拓史の星マークあり。
札幌市時計台:場所
本家の札幌時計台。
時計は4面。開拓史の星マークあり


(「にせ時計台」と呼ぶ人もいますが、このページでは「レプリカ時計台」とします)

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ヤリキレナイ

IMG_0805自転車で夕張へ。
3年前に見たシューパロ湖の三弦橋がついに水没するというので見納めに行ってきました。

シューパロ湖自体がダムによる人造湖なのですが、そのダムの下流に更に大きなダムを作るため湖面の水位が上昇し、橋が沈んでしまうというもの。

3月から水のせき止めが開始され、新聞にも取り上げられたようです。
まあ、アクセスが大変なので見に来る人も少ないですが。

そろそろ沈んでしまったかな?と思いつつダムのページを見ると、湖面の写真がアップされていました。
三弦橋はトラスの下端が水に浸かり、上部はまだ出ている状態。
これはこれで面白いかも。

余った有休を消化するため月曜に決行。
春の風が強くて挫けそうになりながら、午後1時にシューパロ湖着です。
IMG_0834IMG_0824IMG_0413

湖面は氷に覆われているものの、橋の付近だけ溶けています。
橋が日光を吸収したのかな? モーゼが紅海を割ったような景色が面白い。
青空に雪山、ダムに三弦橋と、なかなか楽しめました。

IMG_0848帰りは横着して輪行。
今日は歯医者の予約があるので、4時には札幌に戻る必要があったのです。
とはいえ、往路の100kmだけで足はバテバテ。
歯医者の件がなかったとしても、自走は厳しかったでしょうね。
半年のブランクを感じてしまったシーズン初ロングライドでした。

Map走行100Km、6時間(9:00-15:00)

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ダブル紅葉

Route豊平峡ダム札幌国際スキー場の紅葉を見に行きました。もちろん自転車です。
札幌国際では数年前から紅葉ゴンドラを運行しています。スキー以外のスキー場はどんな感じかな、と思っていたところ、豊平峡と国際の2箇所対応の割引チケットがあるというので行ってみた次第です。

土曜日は雨、日曜は所用があったので、三連休の最後の本日決行です。
というか、ゴンドラ運行が今日までなので、今日行くしかないと言う…

午前8時に一条大橋出発。やや向かい風のコンディションの中、9:30定山渓温泉着。
皆さん考えることは同じなのか、大変な渋滞です。この時間ですでに駐車場が2時間待ちとは!
20131022-124411こちらは自転車なので渋滞を横目にスイスイ。温泉から30分で駐車場に到着です。
ダムまで自家用車で行くことはできなくて(自転車含)、ここから先は電気バスに乗り換え。

チケット売り場で「ダブルチケット」のことを尋ねると「国際は混んでいて乗れないかもしれないと連絡があったんですよ。もし購入して国際で乗れなくても返金はできないのですが」という返事。
仕方ないので普通の乗車券(600円)を購入。

20131022-124401ダムの紅葉はピーク寸前という感じでしょうか。見ごろまであと一歩だけど、青空とのコントラストが写真映えします。滞在30分でそそくさと移動。

20131022-124422次の目的地は「カフェ崖の上」です。ライダー倶楽部の人に見せてもらった写真がカッコ良かったので行くことにしました。

外見はどこにでもある国道沿いのカフェ。
しかし、一歩足を踏み入れると、目の前は10mほどの崖になっています。崖下には川が流れ、対岸の山は黄葉という絶好のロケーション。これは素晴らしい。

20131022-124431お次はいよいよ本日の難所・札幌国際に向かいます。
定山渓から距離20km、比高400m。
崖の上からジャスト一時間で国際に到着。流石に寒いですね。

ゴンドラの混み具合はどんなものかと恐る恐る覗くと…すごく普通です。
よく考えたら国際ゴンドラは、冬場のピーク時でも20分待たされることがないほどの輸送力を誇っているのです。
豊平峡の「乗れないかもしれない」アナウンスは何だったのでしよう?

20131022-124443気を取り直して紅葉見学。
肉眼で見ると一面の紅葉なのですが、写真だと色の褪せた山なみにしか見えません。
写真って難しいですね。

20131022-124453次の目的地は(まだあります)小樽。
先日のNHKニュースで取り上げられた「励ましの坂」が目当てです。
距離1Km弱、標高差80mという短い坂ですが、最大勾配が24%もあります。
勾配24%というのは、水平方向に4m進むと垂直方向に1m上がります。
自転車の全長は1.8mぐらいですから、前輪と後輪で50cmの高低差がある計算。もはや壁です。

札幌の盤渓峠や幌見峠の勾配も似たようなものなので1Kmなら登れるかなと思いきや、山を二つ登って疲れきった足では全く歯が立ちませんでした。
恐るべし励ましの坂。そのうちリベンジします。

これで今日の目的はクリア。日が暮れかかっているので輪行で帰ります。
電車の中に自転車を固定。あとは待っていれば札幌へ・・・と思っていたけど、なんだか電車の様子が変です。
札幌行きなのに2両編成、トイレも併設。車内には「*△方面●は□□ので~ご注意ください」と聞き取りにくいアナウンスが流れています。
そう、この車両は札幌行きではなく反対方面の長万部行きだったのです。
あわてて電車から降りようとしましたが時すでに遅し、無常にもドアは閉まるのでした。

さて、長万部方面は超ローカル線で列車は1時間に1本ぐらいしか運行していません。
iPhoneで時刻表を確認すると、隣の塩谷駅には17:02到着のようです。そして塩谷発の電車を調べると17:02という表示が。単線だから駅ですれ違うんですね。

続けてWikipediaでホームの構造を調べると、塩谷駅は対岸式、つまり乗り換えは階段を昇降する必要があるのです。
輪行装備の自転車を抱えて、階段を昇降して、乗り換え時間60秒以下。
更に、塩谷は無人駅だから車両前方のドアしか開かず、僕が居るのは2両編成の後部。
うーん、なんというミッション・インポッシブル!

塩谷駅に到着すると、遠方から上り列車が近づいてくるのが見えます。
全力ダッシュで階段を昇り終えると、上り列車がホームに停車するところでした。
階段を降りながら乗客が下車していくのが見えます。運転手さん、こっちに気づいて~と祈りながら乗車口に到着。
この寒いのに、汗だくで電車に乗り込むことに成功したのでした。

後は問題なく17:12小樽着、17:34小樽発、18:07札幌着。18:30には帰宅できたのでした。
疲れていると思いもよらないミスをするものですね、気をつけないと。

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呪いの花

北大のクロユリ群生地。ようやく満開になりました。
梅や桜と同じく、クロユリも開花が遅れていました。例年なら5月15日前後に咲くところが、今年は5月28日開花。
ここに群生地を作ってからの8年で最遅です。6月16日頃までは見ごろだと思うので、お近くの方はぜひお立ち寄りください。

今年は北海道新聞から取材の打診が来ていたのですが、「まだ咲きません・・・」「そうですか・・・」という悲しい連絡になってしまいました。
ようやく満開になったので6月6日に現地取材を受けてきました。いつ載るのかは聞いてません。

さて、クロユリを管理している黒百合会のホームページにここしばらくアクセスが微増しています。
(激増、でないのが残念ですが)
「群生地の開花シーズンだからかな?」と思っていましたが、検索ワードを見てみると少し様子が違うようです。
クロユリ団地」というアイドル主演のホラー映画が上映中なので、その検索の余波が来たようです。

クロユリの花言葉は「恋」「呪い」だから、まあ合っていると言えば合ってるんだけど。
これに便乗して群生地の知名度が上がったり・・・は無いか。

(6月16日追記)
道新の紙面に載らない事になってしまいました。よさこいの記事等でなかなか掲載タイミングが来ず、ようやく都合が付いたら花が終りかけてしまったからとの事。色々難しいですね。