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レギオン襲来

札幌に新しい商業施設「ココノ ススキノ」がオープンしました。
北海道最大の歓楽街ススキノの中心に位置するシンボリックな建物になりそうです。

この場所にはかつて「札幌松坂屋」(1974年)がありました。ロビンソン(1994)、ラフィラ(2009)と経営母体が変わりながら50年近く営業していたのですが2021年にビルごと解体。
跡地に新たに作られたのが「ココノ ススキノ」になります。

札幌は「新幹線延伸(2030)」「札幌オリンピック(2030)」という長期計画に向けて商業施設の新造ラッシュの気配がありました。しかし、新幹線は1年遅れ、オリンピック誘致は立ち消えになりそうで、再開発計画も縮小するところが出てきそうです。
「ココノ」はそんな逆風が吹く直前にオープンしたので、なんだか煌びやかでイケイケな印象の建物になっています。

ココノにはシネコンのTOHOシネマズが入っています。
オープニング上映として「ガメラ2 レギオン襲来」と「探偵はバーにいる」という、札幌が舞台の映画が選ばれました。実に渋い。
特に「ガメラ2」は、旧ロビンソンに宇宙怪獣レギオンが寄生し、ガメラがそれを薙ぎ倒すという場面があります。
ガメラに壊されたまさにその場所で作品を見られるという実に貴重な機会です。

そんなわけで、オープン初日にガメラ2を見てきました。
古き良きミニチュア特撮がメインですが、それほど古さは感じない。
札幌ロケが多いので「この場面はあそこだな」「このビルはもう無くなった」「そこからススキノまで何時間かかるんだよ」など、ツッコミを入れながら見るのが醍醐味です。

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トマス・モア

映画ドラえもん「のび太と空の理想郷」を見た。
裏山で昼寝をしていたのび太は、空の上に「三日月型の島」が浮いているのを発見する。それが噂話で聞いた「ユートピア」ではないかと考えたのび太は、ドラえもんの道具でユートピアを探す旅に出る。
ドラえもん曰く世界には「不思議な三日月型を見た」という伝承があるらしい。タイムマシンでそれらの目撃談を一つ一つ検証すれば、いつかはユートピアに出会えるかもしれない。
果たして、その伝承の一つは本当に「空に浮かぶユートピア」だった・・・というのが導入部。

ここ数年の映画ドラえもんは、藤子F先生による原作モノ(恐竜・大魔境・鉄人兵団)と、映画オリジナル(宝島・南極カチコチ)が交互に作られていて、今回は「映画オリジナルストーリー」です。
まあ、ぶっちゃけると5段階評価で2ぐらいの作品。「思わせぶりな登場人物」「感動的なセリフ」などがツギハギで、いかにも商業芸術でございますという感じ。

たとえば導入部。せっかく「空に浮かぶ三日月の島を発見した」のに「じゃあ、タイムマシンで過去の目撃情報を検証しよう」という発想がよくわからない。目の前に不思議現象が起きているんだから、なぜそれを探索しないのか?
ようやく辿り着いたユートピアでは、ジャイアンやスネ夫が「良い子」になるという不思議現象が起こり、のび太が違和感を覚えるのですが、それを肯定したり否定したりと、いま一つ視点が定まらない。
そして、ゲストヒロインであるはずのハンナちゃんが、本当に何もしません。ただ居るだけ。
さらに「謎のキャラクター」であるマリンバは、「ルパン三世」の峰不二子みたいな言動で、藤子テイストからは完全に浮いている。
ラスボスの三賢人も、キャラが立たないまま「実は**でした」と言われても「誰それ?」という感じ。

藤子F先生の原作も当たり外れは大きいのですが、それを差し引いても今回の脚本の散漫さは酷いと思う。

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ディズニープラス

ディズニー社のネット配信サービス「ディズニープラス」に加入しました。
コロナの影響で新作映画の上映が難しくなっています。CG映画のピクサーも昨年から劇場作品を最初からネット配信するようになってしまいました。
最初は「ピクサー新作を見るためにしかたなく」だったのですが、いざ入ってみるとラインナップがとても充実している。
ピクサーは米国のTV向けにも短編をたくさん作っているのですが、日本ではあまり見る機会がありませんでした。「トイ・ストーリー」のスピンオフである「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」「レックスはお風呂の王様」「謎の恐竜ワールド」などなど、存在は知っていたけど未見の作品があるのはありがたい。
コロナ禍で外出を控えて、夏休みはピクサー三昧です。

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夏至祭

IMG_4744.jpg自転車でスウェーデンヒルズの夏至祭へ。
スウェーデンヒルズは札幌北部に作られた住宅街で、本場スウェーデン様式の家が並んでいます。
どう見てもスウェーデンな街並みに「日本人の本気すげー」と本国で話題になったとか。
実際、スウェーデン国王が来訪したこともあるようです。

夏至祭では町民たちが民族衣装に身を包み、演奏会や結婚式などか催されます。もちろん屋台も。
マイストングというポールを人力で立てるのがハイライト、なのですが今回はパス。

オッさんライダー4人組で50kmのユルい集りでした。

最近は朝晩しか自転車に乗ってなかったので、昼の日差しを舐めてました。
帰宅したら腕が真っ赤っか(u_u)

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シーズンイン2017

261941840_unknown.jpg自転車を出しました。
先週ぐらいから路面が見えてきてソワソワしていたところ、週末は晴れ予報が出ていました。
金曜夜に自転車メンテ、ライトなどを充電して準備バッチリ。

とりあえず北へ向かうかと走りだしてから、パンク修理キットを忘れたことに気づきました。
万一のことを考えて自転車屋さんの多い札幌中心街を抜けるコースに変更。
目的地を「旭山記念公園」に定めました。

例年ならシーズン最初のライドは息が上がってしまうのですが、今年はペースが落ちません。比高110mの旭山記念公園を一気に駆け上ることができました。Fitbitのおかげで冬の間も1日一万歩をキープしていた効果でしょうか。
雪がないのは駐車場まで、展望台までの50mほどは自転車を担いで徒歩です。
雪の斜面の向こうに見える札幌中心街が美しい。

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廃線の夏

Route_001.jpgこのところJR北海道は廃線・廃駅ラッシュです。事情は色々あるのでしょうけれど、基本的には賛成。
幾つかのローカル線を見てきましたが、単純にビジネスとして考えたら、廃駅が議論されるような路線を「維持しろ」とはとても言えません。
沿線住民の利便性ですが、自家用車かバスで十分なのではと思います。
北海道の鉄道は冬場の維持管理が大変なので、レールを維持することにこだわるよりは、あっさりとバス輸送に切り替えたほうが逆に柔軟な対応が期待できそうです。
休止中のJR日高本線、どうなるんでしょうね・・・・

そんなわけで、夏休みの自転車旅行は廃線予定のJR増毛駅に行ってきました。
距離的には十分に日帰り圏なのですが、バスも電車も微妙に接続が悪い。
あれこれ考えた末、留萌までJRで行って、留萌〜増毛を自走するルートを選びました。

詳しくはギャラリーから。

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大渋滞

IMG_1684.jpg札幌市内の幌見峠までラベンダー見学。久々に円山公園側から登ってみました。

去年からだいぶ体を絞ったので楽勝・・・と思いきや、タイムは昨年と変わらず。
暑さのせいもあって、頂上に着いた時は息も絶え絶えでした。最大斜度20%は伊達じゃありません。

今回驚いたのはラベンダー渋滞です。これがもう峠を埋め尽くすような車の列。
数年前まではこんなに渋滞しなかった気がするのですが、地道な宣伝が実を結んできたのでしょうか。「隠れた名所」じゃなくなって嬉しいような、悲しいような。
ちなみに、帰り道に渋滞の列を見たところ、最後尾にいた車がようやく入り口にたどりついていました。
この間30分、暑いのにお疲れ様です。

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探しものはなんですか?

知り合いの盗難自転車を発見してしまいました。
自転車コミュニティで「盗難に遭った」と報告があったのが6月中旬の事。自宅の隣駅で、週に何度かは通る場所です。
ご近所の一大事と、時間を見つけては駐輪場を見て回っていました。
とはいえ、そうそう簡単に見つかるものではありません。
2週間が経過して、さすがに出てこないものと探すのを止めてしまいました。

そして7月中旬。自転車の捜索とは関係なく近所のスーパーに寄ったところ、駐輪場に見覚えのある自転車が置いてありました。
iPhoneを取り出して捜索写真と見比べると、色も特徴も完全に一致。
持ち主に写真つきラインを送ると「間違いない」との返信でした。

「ひょっとして犯人はスーパーで買い物中では?」と思い立ち、盗難自転車に小さな鍵をかけて遠くから観察しましたが、それらしき人物は見当たらず。
いつから放置されているのか警備の人に話を聞こうと思ったのですが、サービスカウンターは終了後でした。

10分ほど待つと持ち主が登場。
「ここも探したんだけどね~」との事です。放置自転車としてアチコチを渡り歩いていたのでしょうかね。
変速機が少し錆びているだけで目立った傷もパンクもなし。晴れやかな気分で見送ったのでした。

よかったよかった・・・で終わるかと思ったら、持ち主は交番で叱られたそうです。
盗難届を出したときの警察官だったので、発見を喜んでくれるかと思いきや「現場から勝手に自転車を動かしたこと」が良くなかったらしく、チクチクと文句を言われたんだとか。
盗難自転車というのは「持ち主が所有」して「犯人が占有」している状態になります。
たとえ盗難品であっても他人の占有物を勝手に移動することは「自力救済」という不法行為になるようです。
って、知らんがな。盗難届を出したときに言ってくれよ、という感じ。

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疾風のように

IMG_0901.jpg自転車の足周りをゴソッと交換しました。
スプロケとクランクとBBと前後ディレイラーとチェーンで3万円也。
きっかけはシーズン初めからチェーン外れが気になっていたことです。
発進時に力を入れるとギアが空回りしてズゴッとバランスを崩すことが多発していました。

ショップに行くと間髪入れず「チェーン伸びてますね、スプロケも磨耗してます」とのこと。
5シーズンで1万キロ以上は乗ってるので当然か。
せっかくなのでフロント3枚から2枚に変えられるか調べてもらったところ可能とのこと。
お値段も、まあギリギリ許容範囲なので即決したのでした。
なんか、毎年これぐらいの額を注ぎ込んでいるような…

ショップ預けから1週間で完成。
重さはそれほど変わっていないはずなのですが、羽根が生えたように快適。BBとチェーンの摩擦の影響でしょうか。
旭山展望台に登ってみましたが、フロント2枚でも問題なし。
あとは盤渓とか幌見でテストですね。去年より早くなってるかな。

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ファースト・ラン

IMG_6554.jpgシーズン初の自転車イベントに参加。

4月になったばかりだと言うのにみなさん気が早いですね。

午前10時の集合で、念のため2時間前に出発します。
予報通り風が強くてスタート直後に挫けそう。
しかし進路を北に取った途端に追い風。軽く回すだけで30km/hほど出てしまいます。これは楽しい。

集合場所に到着すると、本気の格好で本気の自転車の人がたくさん。
今回のイベントはいつものmixiの集まりではなく、去年できたFBの集まりなのです。
イベント写真だとファンライドな人も居るようですが、今日のメンバーはそのままレースに出られそうな猛者ばかり。
クロモリフレームでウインドブレーカーだとアウェー感が漂います。

スタートの合図はなく、適当なグループに分かれて出発します。
僕のグループは健脚揃いで、いきなりスピードが上がります。30km/hでも追いつく事ができず、最初の坂で千切られてしまいました。

IMG_6555.jpg先頭には追いつけず、後続もなかなか来ません。
集合場所までの往復50kmが一人なのに、コース15kmもソロランという、イベントらしからぬ状態になってしまいました。
まあ普段走る道の一本横にこんな良い景色があったことが分かったのが収穫です。

2本目も行くかどうか迷ったのですが、帰り道25kmはたぶん猛烈な向かい風なので、ここで体力を使うと戻れなさそう。
名残惜しいですが一周でリタイアです。

帰りは予想通りの強風。
行きの高速走行は何処へやら、ママチャリ並みのスピードしか出ません。
行きの倍の時間をかけて、ようやく帰宅する事ができたのでした。
2周目行かなくてよかった。

この時期の風は毎年の事です。
シーズ初めに洗礼を受けておくと、多少の追い風は平気になるのです。
楽しいシーズンインでした。