タクシーにiPhoneを忘れてしまいました。
これまで電車やタクシーで「落とし物にご注意ください」のアナウンスを聞いても「自分は大丈夫」と思い込んでいましたが、やるときはやるものですね・・・
iPhoneを回収するまでは約3時間。せっかくなので顛末を書いておいます。
その日は道外からのゲストを会場から駅まで送り届けるというミッションでした。
徒歩15分の距離なので景色を見ながら徒歩移動という予定でしたが、あいにくの大雨でタクシー移動に切り替え。
iPhoneアプリでタクシーを呼び、後部座席の右側に私が座りました。
タクシーを降りる前には座席と床の忘れ物チェック。その後いわゆる膝送りで後部右座席から左側ドアに移動して下車した、という状態です。
振り返ってみれば、膝送りで体を傾けた時に左ポケットに入れていたiPhoneが床に落ちた、という事になります。
忘れ物チェックはドアを出た後にやらないと意味がなかったですね・・・
ゲストを駅に送り届けて一段落。次の予定時刻を確認しようとしてiPhoneがないことに気づいた、という次第です。
普段から身につけているスマートウォッチには「iPhoneのアラームを鳴らす」という機能があるのですが、そのアイコンが「検索できない」表示に変わっていました。
カバンの奥にしまい込んだわけではなく、ブルートゥースの届かない距離にあることが確定です。
幸いiPadも持参していたので「探す」機能でiPhoneの位置情報がつかめました。
地図上では駅近くの道路上が現在位置になっていたので、タクシーを降りた後の紛失ではなく、タクシー内にありそうな感じです。
下車時にもらっていたレシートを頼りにタクシー会社に電話。
車体番号から運転手に連絡してもらい、待つこと10分。
タクシー会社からは「社内では見つからなかった。本当にタクシー内で落としたのか?」という回答でした。
再度「探す」機能を確認しましたが、まだ位置情報が更新されておらず、先ほど見た「道路上」のままです。これだけだと、まだ「タクシーと共に移動」とは断言できません。
位置情報が再度取れたら連絡すると伝えて通話を終えたのでした。
念の為「地図上のiPhone位置」まで行こうかとも思ったのですが、2kmほど離れていて、最寄り駅からも遠い場所なので徒歩では難しい。タクシーで行こうかとも思いましたが大雨の影響で乗り場が長蛇の列になっていて2〜30分は待たされそうです。
どうしたものかと考えていると、「探す」機能のiPhone位置が移動しています。
先ほどタクシー会社から聞いた「タクシーの現在位置」に近い場所です。
これはやはりタクシー内だろうと再度電話してみると、窓口から「見つかりました」という回答でした。
ドライバーによると、運転席の下の狭いスペースに入り込んでいたようで、再度探して見つかったとの事でした。
iPhoneの受け取りは「明日以降にタクシー会社まで取りに行く」と「タクシーですぐ届けてもらう」の2択。
今日のスケジュール管理でiPhone必須なので「届けてもらう」ことにしました。
なお、この場合「タクシー会社に依頼して指定位置まで来てもらう」事になるので、料金が発生します。
幸いなことにタクシーはまだ市内にいたので、千円強で済みました。
そんなわけで、紛失から回収までハラハラドキドキの3時間でした。
教訓:
- タクシーの領収書は常にもらっておこう
- アプリ配車なら不要かと思っていましたが、iPhone自体を紛失したら配車履歴が取れないのでタクシー会社の連絡先がわかりません。紙のレシートは非常に役立ちました。
- 「探す」機能をiPhone以外から辿れるようにしておこう
- 今回はiPadを持っていたので早い段階で位置情報が取れて「タクシーの中にある」と確信できました。
しかし、iPhoneが手元にない状態で「探す」機能を使うのは結構大変なのです。
もしPCを借りられたとしても、iCloudへのログイン時に2段階認証があるので、結局「iPhoneを探すためには無くしたiPhoneが必要」と堂々巡りになってしまいます。
普段から「iPhone以外の機器で”探す”機能を使える手段」を確認しておくことが大事でしょう。 - 公衆電話を見つけておこう
- 携帯電話の普及で公衆電話は驚くほど減っています。JR札幌駅でも改札付近に全く見当たらないのは驚きました。
無駄に歩き回らないために、公衆電話の場所は普段から気にかけておくと良さそうです。