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Lost&Found

羽田空港に折りたたみ傘を忘れてしまいました。
手荷物ゲートのX線を通過するときにタブレット・スマホ・傘などを取り出したのですが、傘だけカバンに入れ忘れていたようです。
離陸後に気づいたので取りに戻るわけにもいかない・・・

羽田空港には遺失物登録というページがあるのですが、手荷物ゲート通過後の忘れ物は登録対象外のようでした。
念のため羽田空港に電話してみると「国際線はそのとおりだが、国内線はそのような区分はない」とのこと。
紛失日時とゲート番号を伝えると、オペレータは「それらしいものがありました」とすぐに保管庫で見つけてくれたようです。
電話口で色や特徴などを伝え「おそらく紛失された品でしょう」ということになり、着払いで送ってもらいました。
高い品ではないのですが、送料1400円なら買い直すより安い。

あれだけ巨大な空港だから傘の忘れ物なんて山ほどあるはずで、見つかることは期待していませんでした。
電話口でスムーズに話が進み、2日後に自宅で受領すると間違いなく紛失した傘でした。

親切なオペレータさんに感謝。
日本のサービスすごいなと感心しました。

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廃線の夏

Route_001.jpgこのところJR北海道は廃線・廃駅ラッシュです。事情は色々あるのでしょうけれど、基本的には賛成。
幾つかのローカル線を見てきましたが、単純にビジネスとして考えたら、廃駅が議論されるような路線を「維持しろ」とはとても言えません。
沿線住民の利便性ですが、自家用車かバスで十分なのではと思います。
北海道の鉄道は冬場の維持管理が大変なので、レールを維持することにこだわるよりは、あっさりとバス輸送に切り替えたほうが逆に柔軟な対応が期待できそうです。
休止中のJR日高本線、どうなるんでしょうね・・・・

そんなわけで、夏休みの自転車旅行は廃線予定のJR増毛駅に行ってきました。
距離的には十分に日帰り圏なのですが、バスも電車も微妙に接続が悪い。
あれこれ考えた末、留萌までJRで行って、留萌〜増毛を自走するルートを選びました。

詳しくはギャラリーから。

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北の大地に新幹線

IMG_0102.jpg北海道新幹線が開通しました。
東京から新函館北斗まで4時間2分、片道22890円、まあ、ギリギリ有りでしょうか。

札幌市内は全く盛り上がっていません。
「開通したね!」「でも、札幌まで来るのずっと先だよね」で会話が終わってしまうので、話題にしようがないのです。
開業ポスターや関連商品は見かけるものの、遠い世界の話のようです。
「本州で桜が咲いたね」とか「今年はアメリカ大統領選挙だね」と同程度の関心しかありません…

札幌延伸の2030年までは関係ないと思っていた今日この頃。
意外なところで新幹線の影響を受けてしまいました。
通勤時、いつもの感覚で2番ホームの車両に乗ったら、反対方面に発車したので焦ってしまいました。
新幹線開業に伴うダイヤ改正で僕の通勤車両は3番ホーム発に変わっていたようです。
しばらく自転車通勤だから気づきませんでした…

北海道新幹線の影響を最初に感じるイベントでした。

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京都 Day4

朝8時に京都を発って、本日は大阪見物。
IMG_9056.jpg大学の同級生と京阪門真で待ち合わせて、海洋堂の見物です。

海洋堂はチョコエッグで有名になったガレージキットの製作・販売会社。
1980年代には完全にアングラ系だったのが、チョコエッグとエヴァで一気に世界の桧舞台に駆け上がった感があります。
僕が通っていた頃は、工場跡になぜか大映の「大魔神」像が置いてあり、古びたプラモの箱が山積みになっているという不思議な場所でした。
いまや立派な自社ビルが建ち、フィギュアの販売も行っているようです。
ツクダホビーから発売された「風の谷のナウシカ」の原型や、80年代の同人誌なども展示されており、その時代を体験した人にとっては涙が出るほど貴重な資料を見ることができました。
予備知識のない人にとっては「よくある製品が定価で売っている」だけの場所なのでご注意を!

IMG_9070.jpg海洋堂の後は あべのハルカスへ。
昨年オープンした、日本一の高さを誇るビルです。
展望台の高さは地上300mだそうですから、東京タワー(333m)のほぼ最高地点から下界を見下ろすようなもの。
足がガクガク、手汗ダラダラでした。

あべのハルカスの展望台は2層構造になっていて、上部はコの字型の回廊。下部は吹き抜けの板張りスペースです。
景色の美しさもさることながら、板張りスペースで外気に触れることができるというのが面白い。
観光客もやや落ち着いてきたようなので、一度は見てみる価値があると思います。

IMG_9104.jpgこの後は新世界で通天閣に登ろうと思ったのですが、行ってみると「一時間待ち」とのこと。
ハルカスのハロー効果でしょうか。いい感じに経済が回ってますね。
新世界で「二度づけ禁止」の串カツを食べて解散。

関空発17:35、千歳着19:25。21:00には帰宅したのでした。
これにて4泊5日の京都ツアー終了。
慌ただしい日程でしたが、懐かしの京都を堪能できました。

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京都 Day3

出張の主目的である会議は昨日で終了。今日は1日フリーです。
ゲストハウスを後にして、先ずは三条河原町へ。
コインロッカーに荷物を預けて京都を散策します。

IMG_8992.jpg琵琶湖疏水(インクライン)。

IMG_9015.jpg南禅寺山門。

IMG_9026.jpgスターバックス京都烏丸六角店

夜は大学の美術部OBで焼肉パーティ。
そのままOB宅に泊めてもらい、京都最後の夜は更けていくのでした。

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京都 Day2

今日も朝から会議(内容は秘密)。

IMG_8946.jpg午後6時にゲストハウスに戻り、今夜は一人で京都を巡ります。
先ずは東山の高台寺へ。
ここは紅葉シーズンに「夜間拝観」が行われていて、まるでNHKの「ゆく年くる年」のように日本的な風景を拝むことができます。
今年は枯山水でプロジェクションマッピングという派手なイベントが開催されていました。
寺社仏閣がこのように商売っ気溢れる行事をすることは賛否両論でしょうけれど、僕は大賛成。
おすすめのイベントです。

IMG_8978.jpg夜間拝観のあとはゲストハウス近くの「船岡温泉」へ。
大正時代に創業し、いまは五代目。有形文化財に指定されたという由緒ある温泉です。
普通の銭湯と同じ料金で、大正時代の唐破風造の建物を見られるという京都らしい場所。
予備知識がないとスルーしてしまいそうですが、脱衣所の天井は実に重厚。
迷路のように配置された湯船も楽しい。
意外な拾い物でした。

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京都 Day1

朝からスタバ。
何処にでもあって、確実に全席禁煙なのがありがたい。
「分煙です」と書いてあるのに煙ダダ漏れのカフェの何と多いことか。

会議続きの1日でしたが、スケジュールをよく見ると午後に3時間ほど空きがありました。
せっかくなので散策にGo。
北大路からバスに乗って四条河原町まで。
京都のバスルートは便利だけど、検索の難易度が高すぎると思う。
いまどきスマホ未対応なのも良くない。

会場→(バス)→六波羅蜜寺→(バス)→哲学の道→(徒歩)→北大路→(バス)→会場と、3時間でソツなく見て回りました。
紅葉は終わった感じなのが残念。

本日の宿は大徳寺の近くにあるゲストハウス。大部屋で寝て食事は台所で自炊という、民宿+ユースホステルのような感じです。
このゲストハウスは朝食付き1泊2000円と格安なのですが、いわゆるアメニティの類は一切なし。部屋は散らかり放題だし、家主の私物らしきものがあちこちに見えている。
ネットでは賛否両論の場所でした。

恐る恐る敷居をまたぐと、どうみても4人家族向けぐらいの玄関に20人分ぐらいの靴が溢れています。
チェックインしようと思ったら、お勝手のような場所でアジア系の観光客数名が何やら揉めている様子。
どうやら客の方が予約を1日間違えたらしく、部屋の用意がないとの事でした。
彼らのトラブルが収まるまでチェックインしてもらえず、延々と待たされる羽目に。
彼らは大部屋に無理矢理詰め込まれるということで何とか泊まれたようです。

僕が案内されたのは6畳に2段ベッド3つの6人部屋。私物と設備の区別が曖昧で、もう完全に「友人宅に来ました」状態です。
ネットの評判をちゃんと読んでいた人は「覚悟」が出来ているでしょうけれど、「京都の古民家に泊まる」というイメージで来た人は戸惑うでしょうね。

同室は海外の人ばかりで、カナダ・メキシコ・フランス・韓国・中国と多種多様。
何となく話が盛り上がって一緒に夕食に行くことになりました。
向かった先は「Coco壱番屋」。メニューに英語が併記されていて、全て写真付きなのでお気に入りとのこと。なるほど、国際化には地味な努力が大事ですね。

皆さん「日本の文化」に興味があるとのことで、日本文化について質問攻め。
曰く「日本の仏教徒として特徴的な活動は何か」とか「年末年始のハツモーデというのは一体何か?」などなど、日本語でも回答に困ることを散々聞かれてしまいました。

日本に住んで日本語を話していると、何となく「日本のことを分かっている」気分になりますが、いざ他者に「日本とは何か」を説明すると難しいものですね。
アイデンティティの根幹を揺さぶられる一夜でした。

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京都 Day0

所用で京都へ。
水曜日は早退して木金を休むというスチャラカぶりを発揮してしまいました。

北海道はすっかり冬ですが、京都は今が紅葉のトップシーズン。宿が全く取れません…
楽天トラベルを毎日のようにアクセスして、ようやくキャンセルが出た物件を確保できました。
あまりの取れなさに「民泊」を使おうかと思ってしまったほど。ニュースであれこれ言われていますが、観光地ではものすごく需要があると思います。
法改正でなんとか棲み分けられるようにならないでしょうか。

そんなことを考えながら21時に関空着。
JR特急はるかに乗って22:42京都着でした。

IMG_8874.jpg本日の宿は京都駅の目の前ですが…なんか部屋が変。
ドアを開けると上り框もなくいきなり畳。脱いだ靴を置くスペースがありません。
更に、室内にドアが2つあって1つはトイレなのですが、もう1つは南京錠がかかっています。
京都だけに何か出るの? と思ってしまいました。

かなり古びたホテルですが、各部屋に有線のネットが来ていました。時代ですね〜
手持ちの無線ルーターを指してiPhoneとiPadを接続。
部屋がどんなでも、ネットさえあれば快適ですね。

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羊たちの困惑

IMG_7414.jpg恵庭の「えこりん村」へ。
2006年にオープンした花のテーマパークです。
オープン直後に前を通りかかって「変わった牛がいる牧場だな」と思いましたが、テーマパークとは知りませんでした。

IMG_7424.jpg先ずは併設の牧場へ。
羊のレースを見たり、場内巡回トラクターに乗ったりと、なかなかイベント盛りだくさん。
特に面白かったのが「牧羊犬ショー」です。
トレーナーが「次は木の下です」「青いゲートを通ります」と言いながら犬笛を吹くと、犬がキビキビと動き、的確に羊を誘導していきます。
人馬一体ならぬ人犬羊一体。これは実に北海道らしくて面白い。

羊は人間のいうことはほとんど聞かないそうですから、足が速くて賢い犬を間に入れる事で人間が羊をコントロールするという、昔の人はよく考えたものです。

IMG_7461.jpg続けて開催中の「バラ祭」へ。
村内の「銀河庭園」には30種類の庭があって、それぞれバラが咲いてるんだとか。
牧場でエキサイトした後なので「庭に薔薇か〜」とテンションが下がり気味でしたが、庭園の造りが実に見事。
隠れ家のようなツリーハウスがあったり、ブランコやボートを配置したり、洞窟や秘密の扉があったりとバラエティ豊か。

写真だけだと「イギリスのハイドパークです」と言われても信じてしまいそう。
帰りのバスが迫っていたので駆け足になってしまいましたが、次は1日かけてのんびり見て回りたいと思いました。

ちなみに、併設レストランもかなり美味しかったです。

「えこりん村」まではJR恵庭駅前から送迎バスが30分に1本出ているのでアクセスも楽々。
経営的にはやや苦しいそうですが、いい施設なのでみなさん行ってあげてください。

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サクラとゴジラ

IMG_6269.jpg所用で東京へ。
上野公園の桜が見頃だというので遠回りして見てきました。
満開の桜のトンネルは確かに圧巻。そして、桜の両サイドで宴会をしている人たちや、夕闇に灯る提灯がいい雰囲気。
上野の桜は何度か見ていますが、トップシーズンの賑わいは一味違いますね。

IMG_6284.jpg翌日は早起きして新宿ゴジラを見てきました。
今年の4月にオープンした新宿東宝ビルの屋上に、実物大のゴジラの頭が乗っているもの。
ビルの向こうからニュッと顔を出したような配置になっています。
歌舞伎町のゴチャゴチャ感と、「踏み潰すぞ〜」と言わんばかりのゴジラはいい組み合わせ。

ちなみに、ゴジラの写真をアップロードしようと立ち止まって操作していたら「お店ですか〜案内しますよ〜」と声をかけられてしまいました。
ふと見ると目の前のビルは、布の少ない女性と語り合える感じのお店がいっぱいでした。
朝の8時から客引きをしているのにビックリ。さすが新宿歌舞伎町。