iPhoneの回線をソフトバンクからOCNに変えました。
ソフバンの回線や契約に不満はないのですが、キャリア独特の「2年縛り」がいい加減に鬱陶しくなってきました。
「2年縛り」とは、毎月の料金から「値引き」が行われて「実質0円」になるという不思議な制度です。
その正体は、スマホの定価を著しく高額に設定しておいて、差額をユーザーに返還しているだけです。
計算方法のトリックで「0円」に見えますが、ユーザーはトータルで月5000円ほど負担している計算になります。
まあ、iPhone発表直後は「3G通信なんて月額1万超えに決まっている」というのが定説でしたから、5000円程度でLTEが使えるというのはソフバン様の努力には感謝するしかありません。
しかし、これも購入から2年までの話。
購入から2年以上経過すると「実質0円」にするための値引きが消滅し、月額7000円程度に跳ね上がってしまいます。
ユーザーは2年毎に、月額料金が高くなるか、新機種を購入して割引を復活するかという選択を迫られてしまうのです。
スマートフォンもそろそろ円熟期に入ってきて、2年経っても最新機種との差はそれほどありません。
もはや「2年縛り」という制度は実態に合わなくなっている気がします。
そんなわけで、10年間慣れ親しんだソフバンを離れてOCNのMobile ONEに乗り換えることにしました。
こちらの料金体系は実にシンプルで、何年使っても月額1800円(税抜)です。
通信料が3GBまで、キャリアメールは使えないなどの制約はありますが、普通に使っている分には特に困りません。
しかも、OCNの提供するIP電話「050 Plus」の基本料が無料になるので、ユーザーは300円(税抜)分だけお得感があります。
実際に使ってみると、回線の速度や容量制限が気になることは全くありません。
キャリアにもそれなりの良さはあるのだと思いますが、料金に悩んでいる人は「脱出」を強くお勧めします。