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終わる世界

アップル社のWebサーバーサービス「MobileMe」が6月30日を以て終了します。
これに伴い10年間運営していた僕の旧ページ(下記URL)はアクセスできなくなります。長らくのご愛顧ありがとうございました。
今ご覧になっているのが移転後のページですので、この文章が読めているのであれば特に何もしていただく必要はありません。

http://homepage.mac.com/kurino/


思えばアップルのウェブサービスとは長い付き合いでした。
アップル社が”.Mac”(どっとまっく)というサービスを開始したのが2002年7月17日。”mac.com”というメールアドレスが発行され、ホームページも作れるという事で、発表があった日の午前中には契約しました。おかげで「名前@mac.com」という便利なアカウントを取れました。年間一万円というのは微妙でしたが、お布施だと思って払い続けていました。まあ10年で10万だからいい娯楽ですよね。

2008年の7月9日には”.Mac”は”MobileMe”(もばいるみー)と名前を変えました。
これはクラウド機能を強化するもので、アドレス帳やカレンダーが自動的にiPhoneと同期されます。
「マック以外でも使える」という事をアピールするためには、サービス名から”Mac”を外したかったのでしょう。
ただ残念な事に、サービス開始直後のMobileMeは同期に不具合が多く、一部のコアなファン以外には悪印象を植え付けてしまいました。

心機一転”iCloud”という名前に変更したのが2011年10月12日。スティーブ・ジョブズの逝去の翌週です。
iCloudはiPhoneユーザーに無償で提供ということで、有料のMobileMeとどう折り合いを付けるのかと思ったら、「MobileMeは終了する」という残念なアナウンスでした。
MobileMeのストレージやアルバム、ウェブサービスはiCloudに受け継がれないため、データを全て引き上げる必要が有ります。
仕方なく外部のウェブサービスを探し、たどり着いたのが「さくらインターネット」。こちらで “kurino.xii.jp“というドメインを取得して現在の僕のページは運営されています。

十年一昔といいますが、初期のデザインは顔から火が出るほど拙いですね・・・
ということは、現在のデザインも10年後と言わず5年後ぐらいには古くさくなっているかもしれません。
それでもいいんです。あと50年もすれば僕自身が新技術を取り入れようと足掻いた記録として、胸を張って見せられる自分史になっているでしょう。

いや、それ以前に50年後も「WWW」が存在して「個人ホームページ」があるのかという疑問も有りますが。
ちなみに僕は次のハレー彗星が来るまでは何が何でもこの世に居座る予定です。

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世界は綿毛でいっぱい

札幌市内が真っ白です。原因はポプラ。
毎年6月には札幌市内のポプラが一斉に綿毛を飛ばして、まるで雪のように宙を舞います。例年は「ああ、飛んでるな〜」ぐらいで済んでいたのですが、今年はどういう訳か凄い量です。
赤レンガ道庁が吹きだまりになっているらしく、緑の芝生が真っ白。これは面白い。「珍百景」で「真夏に降る雪」として取り上げられないでしょうかね?

写真は積もった様子のクローズアップ。アリが捕まっているようにも見えますが、意外と平気に歩き回っていました。

綿毛に埋もれたクローバー。なんだかメルヘンな感じ。人形を置いて「痛写」を撮りたい所ですが、さすがに人の目が多くて厳しい(^^;)

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親愛なる隣人

恥ずかしながら路上でチンピラに絡まれてしまいました。
5分ほど因縁を付けられましたが、怪我も物損もなし。
メモ代わりに経緯を書いておきます。あまり愉快な話ではないので気に入らない人は読み飛ばしてね。

事件が起きたのは札幌市内のビジネス街で、交番までは100m程。日中で人通りも多く、周りは旅行者・サラリーマン・家族連れなど。危険な雰囲気は全くない場所でした。

僕が信号待ちをしていると「兄ちゃん、どっから来た~?」と馴れ馴れしく聞いてくる人があります。「札幌です」と答えると矢継ぎ早に「札幌のどこ~?」と再び質問。うーん、面倒くさいというのが第一印象。
相手は六十代ぐらいの二人組、中肉中背でジャケット姿。一見するとマトモなのですが、よく見ると胸に怪しいバッヂを着けています。
僕に話しかけるのは一人だけで、もう一人は後ろから見守る感じ。よくある宗教勧誘の風景ですね。

住所まで教える義理はないので「ご用件は何でしょうか?」と尋ねると態度が豹変。「何じゃと? どっから来たって聞いとるんじゃ~!」と声を荒げてきます。
(「これだけで怒る人がいるの?」と疑問を持つ方もいると思いますが、本当にこれだけです)
ひたすら丁寧に「あの、ご用件は何でしょうか?」と聞き返すと相手は更にヒートアップ。「こっちが聞いとるんじゃ、どっから来た? 答えんかい!」と凄んできます。キミ、何様なのさ。
「札幌だと言いましたよ」と答えると「なに口答えしとんじゃ? 質問がわからんのか? お前、外国人か?」と、手の付けられない始末になってしまいました。

その間、もう一人はニヤニヤしながらこちらを見ています。怒鳴り声を聞いても平然としているということは、男の罵声は日常茶飯事ということか・・・やれやれ。
相手は「あぁ? おら~?」と日本語がトンで来ているし、体も小刻みに震えています。
しかもこちらは重いリュックに手荷物という状態で逃げるに逃げられません。詰んじゃいました・・・

身の危険を感じたので、思わず防御態勢をとりました。相手から半身になるように立ち、拳を立てて、いつでも蹴りが出せる体制。一瞬「ケンカ売ってるように見えるかな?」と心配しましたが、相手は全く反応できていません。威勢はいいものの荒事には慣れていないようです。
このままイケるんじゃね? と間合いを詰めて相手の顔を凝視。向こうは相変わらず怒鳴ってますが、こちらは無言で通しました。

このまま殴ったら過剰防衛だよな~と悩んでいると、宗教君の一方が「もういいだろ」と怒鳴り男を羽交い絞めにして遠ざけて行きました。ていうか、僕に謝れよ?
男は遠ざかりながら「どういうつもりじゃ!?」「あぁ~?」と大声。もう一人の手を振りほどいて再びこちらに駆け寄るそぶりを見せています。
が、10mも遠ざかってからそんなポーズとっても完全に負け犬の遠吠え。これにて一件落着です。
念のため交番には届けたので、万が一何かあれば、その宗教団体ごと晒します。

今回は相手が高齢で、体力的にはこちらが優勢だったので、わりと冷静に対応できました。格闘の専門家とか武器を持ってたりしたらアウトだけど、その手の人でなかったのも幸いでした。

それにしても、こういう時って誰も助けてくれませんね~
通り魔事件も相次いでるし関わりたくはないんでしょうけど、10人近くが取り巻いていて誰も交番に行ってくれない。
「機関車よりも強いスーパーマン」や「親愛なる隣人・スパイダーマン」までは求めませんが、お巡りさんを呼ぶとか、声かけするとか、ちょっとした一歩で暴力事件は防げるんですよね。
それと、襲われた時には大声で「助けて!」と叫ぶのがベストです。生兵法は怪我の元。
(場所と状況は、念のため少し変えてあります)

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富良野アースライド(Day 2)

いよいよアースライド当日。
昨夜の雨は何とか上がり、路面もドライ。気持ちよい一日になりそうです。

午前6時に会場着。mixi自転車部の皆さんと合流しました。
参加者600人という事で、もう足の踏み場もないような混雑。
こんな大人数の中を走るのは初めてなので流石に緊張します。

今日走るのは富良野から美馬牛を回る100kmのコース。100kmというと大抵の人は驚きますが、ロードバイクでダラダラ走る分には5〜6時間で終わってしまう距離です。
富良野の美しい景色と、エイドステーションの美味しい食べ物を食べ歩いていると「もう終わり?」と思ってしまうほど。

午前中は曇り気味でしたが午後になるに連れて抜けるような青空になりました。
普段は一人で走っていた富良野ですが、コースと伴走者がいると、こんなに楽しかったとは。
来年もぜひ参加しようと思います。

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6月23日(土)
0906-1103 札幌→富良野 ラベンダー号(5400円、フリーきっぷ往路)
1152-1214 富良野→ラベンダー駅 ノロッコ号(0円、フリーエリア)
1340-1352 ラベンダー駅→富良野 ノロッコ号(0円、フリーエリア)
6月24日(日)
1630-1829 富良野→札幌 ラベンダー号(0円、フリーきっぷ復路)

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富良野アースライド(Day 1)

自転車イベント「富良野アースライド」に参加しました。
タイムを計るような競技ではなく、景色や地元食材を楽しみながら走りましょうというユルい走行会です。

スタートが午前7時なので前日入り。せっかくなので富良野観光することにしました。

09:03札幌発のラベンダーエクスプレスに乗車。余談ですが、札幌から富良野に行くのは結構大変です。滝川駅での連絡があまりスムーズでないのと、滝川-富良野間はローカル線なので3時間ぐらいかかってしまう場合もあるのです。
その点ラベンダー号だと2時間弱で乗り換えなし。季節運行なので時刻表を見落としがちですが、このルートはお勧めです。

予定通り11:03富良野着。輪行してきた自転車はいったん駐輪場へ預けます。
ノロッコ号に乗ってファーム富田へ移動(11:52-12:14)。
富田へは数年おきに来ていますが、ここは来るたびに設備が立派になります。

ラベンダーの開花までまだ1ヶ月ほどあるのですが、温室内では早咲き種が満開になっていました。
たとえ季節外れでもラベンダーを求めている人にラベンダーを見せたいというサービス精神、立派ですね。

電車で富良野駅まで戻り、アースライドの受付。
ロングライド講習会とかメンテナンスサービス等を受けて準備はバッチリ。
ウェルカムパーティを楽しんだ後は、明日に備えて早く寝るのでした。