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ひらけ、山!

例によって藻岩山の山開きに行ってきました。
今年は土曜日なので夜更かし(というか早起き?)も怖くない。
午前2:00出発、2:50登山開始、3:40山頂、4:00御来光という最適化の極みのようなスケジュール。

今年は雲一つない快晴なので期待していたら、地平線付近はうっすらと雲がかかっていた様です。
日の出時刻をすぎても太陽がなかなか顔を出さず、しばらくしてから綿にくるまれたようにボンヤリした光がさしてきました。

贅沢言ってはいけませんが、あまり写真映えのしない来光でした。

教育大の学生たちは相変わらず「太陽コール」を続けている様です。
北大はサークルがチラホラ。ストームをやって、「♫札幌農学校は蝦夷が島!」と歌っていたので間違いない。

札幌の知られざる奇祭は健在でした。

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怒涛の春

今年はずいぶんと寒い日が続き、なかなか桜が咲きません。ようやく開花したのが5月13日。
例年より2週間近くの遅れでした。ちなみに、観測史上2番目に遅く、ここ30年で最遅だとか。

仕事帰りに桜の木を見て「週末は花見ができるかな」と観察していたのですが、今年はどうも様子が違います。
例年だと桜の花が一斉に咲き、花が散ってから葉が出てくるというパターンです。
今年は花が「そろそろ開くかな」という頃に葉も同時に伸びてきました。その結果、花が満開のときに葉も元気いっぱいで、ちょっと風情の足りない花見となってしまいました。
開花時期も短かったような気がします。

開花が遅いのは桜だけではありません。
梅も同じぐらい遅れて、ようやく開花宣言が出たのが5月19日。(北海道は桜の後に梅が咲くのです、念のため)
開花日に見に行ったのですが、ツボミがチラホラで花見にはちょっと早すぎました。
翌週は私用で花見にいけず、開花2週間の6月1日に見に行ったところ9分散りでした。なんだかタイミングが悪い。

ライラックの開花も遅れたので、今年は桜・梅・ライラックが同時期に見られるという、嬉しいのか勿体無いのか良く分からない花見になってしまいました。

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ドクターストップ

ずいぶんと更新をサボってしまいました。
実は4月中旬に尿路結石になってしまい、闘病生活(というほどの事もないですが)を送っていたのです。
なんとか石は排出され、今は普通の生活に戻りました。

まるまる1ヶ月自転車に乗れなかったので、昨年に比べて走行距離が半分以下。6月末には「グレートアース富良野」の115Kmロングライドが控えているので、遅れを取り戻すべく猛トレーニング中です。

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風に吹かれて

シーズン初のグループ走行。あいの里ー当別ー江別を回ってきました。
この時期の札幌は気候が不安定で、春のような陽気が続いたと思ったら雪が降ったり、そうでなくても風が厳しかったり。
本日のサイクリングも元々は先週予定されていたもので、雨のおかげで今週に順延となっていたのでした。

午前中10時にあいの里ローソン集合……の筈なのですが僕を含めて二人しかいません。mixiの掲示板をみると後続グループから「パンクしたよ~」と写真がアップされていました。
あいの里ローソンはイートイン併設なので暖かい室内でのんびり待機。待つこと40分でようやく全員集合しました。

豊平川を超えると自転車ごと飛ばされそうな強風です。9人でトレインを組んでいるのに時速20kmぐらいしか出ません。こういうときは地平線が見えそうな真っ直ぐな道はチト辛い。
1時間ほどで目的の当別バーガーに到着。かすかにコゲ味のついたバンズが実に美味でした。

雰囲気の良い店内なので長居したくなりますが、今日は午後から雨予報なので早めに出発します。
次の目的地は江別。ここでも猛烈な向かい風。
しかも、写真を撮っている間にトレインから外れてしまい、必死に漕いでも時速15kmという悪夢のソロランになってしまいました。

何とかメンバーに合流すると嘘のようにスイスイ進みます。改めてトレインすげーと思いました。
江別の目的地である「トンデンファーム」で集合写真を撮って流れ解散。

家まであと2km程に迫ったところでパラパラと小雨。本降りになる直前に帰ってくることができました。
本日の走行は60km足らずですが、向かい風のおかげで100kmぐらい走ったような疲労感。
風の洗礼は受けたものの、実に楽しいファーストライドとなったのでした。

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AndとOrとAnd/Or

英語には”and/or”と云う不思議な表現があります。
“and”は「及び」、”or”は「又は」、じゃあ”and/or”は「及び、または、又は」?
この単語を目にする度にモヤッとしてたので、ちょっとまとめてみました。

典型的な”and/or”の例文では
“He will eat cake and/or pie”
「彼はケーキおよび(または)パイを食べるでしょう」
となっています。
これを読んでも「両方食べたいのか、片方なのか、どっちだよ!?」となってしまいます。そもそも日本語には”and/or”に対応する概念がないんですよね。翻訳家泣かせらしいです。

そこで”and”,”or”,”and/or”が明確に区別できるような例を考えてみました。

ここに1通のアンケート用紙があり〔苗字〕〔名前〕の記入を求められているとしましょう。
“and”の場合は記入欄が2つあり両方への記入が求められます。片方だけの記入は許されません。

記入欄:〔苗字〕and〔名前〕
許される記入例
(1)〔苗字〕〔名前〕
許されない記入例
(1)〔苗字〕〔__〕
(2)〔__〕「名前」
(3)〔__〕〔__〕

”or”の場合は記入欄が1つあります。未記入は許されません。

記入欄:〔苗字or名前〕
許される記入例
(1)〔苗字〕
(2)〔名前〕
許されない記入例
(1)〔__〕

ここで大事なのが、この”or”は強制的に「どちらか一方しか記入できない」という事です。
記入欄が〔苗字〕or〔名前〕でない事に注意。

そして肝心の”and/or”の場合は記入欄が2つあり、2つとも記入しても良いし、どちらか1方の記入でも構いません。未記入は許されません。

記入欄:〔苗字〕and/or〔名前〕
許される記入例
(1)〔苗字〕〔__〕
(2)〔__〕〔名前〕
(3)〔苗字〕〔名前〕
許されない記入例
(1)〔__〕〔__〕

こんな感じでお分かりいただけたでしょうか?
結局、この問題を理解するときに難しいのは”and/or”そのものではなくて、”or”が「強制的にどちらか一方のみ」という隠れた意味を持っていると気づくかどうかなんですね。

「アイスorケーキを食べて良いよ」と言われた時は、その裏に「2つ両方はダメだよ」という意味が隠れています。「2つとも食べていいよ」を表すには”and/or”を使いましょう、という話でした。
日本人は腹の探り合いが得意だから、この条件式をもっと上手く使いこなせそうな気がします。