旅行中にぽっかり1日空いたので久々の京都観光。
バス一日券500円と一緒にもらったバス路線図を見ながら、スタバでコースを決めるというアバウトな旅です。
先ずは新撰組の壬生寺を見学。
言わずと知れた幕末のビッグネームですが、学生時代は四条大宮の辺りに土地鑑がなかったため、一度も行ったことがなかったのでした。
壬生寺は幹線道路から外れた住宅街の中にありました。
周囲には維新志士の屯所が点在していて、それぞれに観光名所になっているようです。
京都の長い歴史から見ると、150年前の幕末はつい昨日の出来事という感じてした。
続けて「鈴虫寺」を見学。建立から三百年という、京都の中では新しいお寺です。
四条から「鈴虫寺・苔寺行き」の路線バスが出ており、学生時代はよく目にしていました。
いつか行こうと思いながら機会に恵まれず京都を離れてしまったのでした。
この寺は一年中スズムシを飼育していることで有名です。
しかしスズムシを見るためには「鈴虫説法」といわれる住職のお話を聞く必要があるとのことでした。
「説法」というと堅苦しいもののように感じましたが、笑いあり含蓄ありの楽しい話で30分があっという間でした。
休日には2時間待ちになる事もあるそうで、人気の秘密がわかった気がしました。
この後はバスで龍安寺に行く予定だったのですが、鈴虫説法で思いのほか時間がかかってしまい、目的地を北野天満宮に変更。
バスでは間に合わないので京福電鉄で北野白梅町を目指します。
北野白梅町で「たわらや」の一本ウドンを食べようと思っていたのですが、店に入ると売り切れとの案内でした。残念。
天満宮の梅も時期が少し早かったようで、1分咲きと言ったところ。こちらも残念。
全く準備せずに回ってしまいましたが、グーグルマップとネットの時刻表のおかげで実にスムーズ。
僕が学生の頃は紙の地図しかなく、土地鑑は「点と点」でしか把握していなかったような気がします。
GPSでと地図で現在位置を確認しながら移動すると、自分が「行ってないところ」がよくわかるし、「この裏はどうなってるんだっけ?」という好奇心にもつながります。
ハイテクを片手に改めて京都を回ってみたいなと、決意を新たにした1日でした。