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やつらの足音のバラード

夏休みは富良野旅行。
6月に行ったばかり、というか去年も来ていますが気にしない。
札幌から近いし交通の便が良いので計画が立てやすいのです。

今回の目的は「なるべく人が少ないところに行く」です。探せば意外とあるのです。

先ずは札幌→富良野直通のラベンダーエクスプレスに乗車。贅沢なことに個室を取ってしまいました。
1室4000円で4名まで座れます。3室しかないのに1室しか埋まっていないとの事。案内がイマイチ分かり難いもんね。おかげで前日なのに予約できました。

いざ乗ってみると個室はものすごく快適。
座席はゆったりしているし窓の景色も独占できる。人目が無いので寝転がろうが着替えようが自由です。
通路側には大きな窓がありますが、ここは液晶になっていて、スイッチを入れると半透明になる仕組み。面白い。
一室4000円の追加でこの贅沢ができるなら、グループ旅行には良いと思います。

富良野駅でレンタカーを借りて富良野岳山麓の「カフェ ベベルイ」へ。
去年から参加している「富良野アースライド」で湧き水を飲んだ場所です。ここに併設されている喫茶店が気になっていたので行ってみました。
閉店間際で他の客が居らず、店長さんと雑談してきました。店長さんは本州からの移住組で、色々有ってこの場所を譲り受けたのだとか。内装が凝っていると思ったら、数年掛けて自分で作られたそうです。
店を出るとちょうど夕焼け。期待通りの好ロケーションでした。

本日の宿は「なからふらの山荘」。周囲に建物は無く、道路に街灯も無く、周りを林に囲まれているという孤立したロケーション。
町の灯りも届かないので夜になると本当に真っ暗。せっかくなので懐中電灯を持って町営ラベンダー園まで散歩してみました。
ラベンダー園は50mほどの斜面になっていますが、頂上と山荘の標高が同じなのでアップダウン無しでラベンダー園へ。眼下に広がるラベンダー越しの夜景が見事。
昼間は人がたくさん居る場所ですが夜は誰も居ません。散歩道は適度に入り組んでいるので肝試しには絶好のロケーションですね。

期待通りの「何もない」を体験できて大満足でした。

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グレートアース富良野(Day 2)

IMG0059
いよいよグレートアース富良野の当日。
午前5:30起床、6:00会場着という気合の入った行動です。

IMG0077我々の参加する115kmコースには足切りが設定されており、これに引っかからないため最前列に陣取って少しでも早くスタートしようという計画だったのです。
その甲斐あって最前列を確保。スタートに向けて徐々に人が増えて行きます。その数800名!

予定通り7:30にスタート。まずは10km先の「富田メロン」を目指します。先頭集団は35km/hという超ハイペース。
富良野の美しい景色と集団走行のお陰で何とかついて行けます。

IMG0082僕は今回、スポーツ用の心拍計をつけていました。予め設定した心拍数を上回ると「ペースダウンしなよ」とアラートを出してくれる優れものです。
普段なら150に設定しておけば大丈夫なのですが、ハイペース走行のお陰で心拍はどんどん上昇し、アラートが鳴りっぱなし。仕方ないので上限180に設定し直しました。

アラートが鳴らなくなったので走行に集中。
富田メロン、日の出公園、拓真館と順調にチェックポイントを通過します。

IMG0131上富良野から麓郷に向かう坂が厳しいのですが何とかクリア。
グループが多少バラけてきたので、最後のチェックポイントで時間待ち。
あと10Kmでゴールか、と皆さん感慨にふけっています。

IMG0165ほぼ予定通りに15:00ゴール。
16:35の特急で札幌に戻ってきました。
自転車は一人で黙々と走るストイックな趣味だと思っていましたが、こういう走行会はいいものですね。

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グレートアース富良野(Day 1)

グレートアース富良野」に参加。
富良野の大自然を自転車で走って、各チェックポイントで名産品を味わおうという走行イベントです。
コースは55Km, 85Km, 115Kmの3つ。僕は115Kmに参加しました。
レースではないのでタイムや順位は競いません。

イベントは日曜朝7:30スタートなので土曜に富良野入り。今回はmixiライダー倶楽部でコテージを借りました。
皆さんはそれぞれ車に便乗して来るようですが、協調性の無い僕は一人でJR輪行です(w)。

12:00札幌発→13:20旭川着/13:38旭川発→14:11美瑛着。

旭川行きのJRで2人掛けの席に1人で座っていると、発車直前に若いカップルが乗り込んできました。
2人掛けの席は空いていなかったので男性が僕の横に、女性は少し離れた席に座りました。
会話を聞いてると、東京の大学に通う中国人留学生が夏休みに北海道旅行に来た感じ。
旭川まで1時間半も離れ離れは可哀想なので座席を代わってあげました。

実はこの2人、目的地は旭川でなく美瑛でした。駅を出て自転車を組み立てていると「先ほどはどうも」と流暢な日本語で挨拶。
更に、翌日の富良野駅でもバッタリ出会ってしまいました。
観光地はコース選択が限られるから、こういうことが良くありますよね。

美瑛ではケンとメリーのポプラ、親子の木と定番コースを巡回。
どれも立派な駐車場と案内看板ができて、ウェルメイドな感じになってますね。

今回は「嵐の木」を探してみました。
JALのCMでアイドルグループ「嵐」がロケをした場所です。嵐が5人で木が5本、これが人気を呼んで新たな観光スポットになりつつあるのだとか。
美馬牛駅の近くだという他は情報がなかったのですが、あっけなく見つかりました。
山のような路駐とカメラを構えた観光客で、見逃しようがありません。

とくに思い入れはないので、とりあえずパチリ。

17:11美馬牛発、17:39富良野着。
大学時代の知り合いがたまたま富良野に遊びに来ているとのことで、富良野駅前で一緒に夕食。
彼はこれからバイクで釧路を目指すんだとか。ワイルドですね。

19:30にライダー倶楽部の面々と合流。
明日は早起きだというのに12時近くまで宴会をして就寝となったのでした。
さて、明日は晴れるかな?

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桜前線

20130406-143601所用で東京へ。
時間があったら上野公園の桜を見ようと楽しみにしていました。しかし、今年はいつになく開花が早く、3月中にはピークを過ぎてしまったとの事。

それでも、都内を電車で移動していると、ところどころに色付いた桜の木が見えます。
出先の近くの公園にも桜があったので近づくと、数輪だけ花が残っており、あとは落花直後のピンクの萼が見えていたというオチでした。残念。

北海道での開花は例年通りゴールデンウイーク頃とのこと。
春の足音を聞きながら、気長に到来を待つことにします。

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地図にない村

東急ハンズでレーザー彫刻を頼んでみました。
その名の通りレーザー光線を使って物体の表面に刻印してくれるサービス
刻印できるのはハンズで売ってる商品に限定されますが、木板、ステンレス、ガラス、iPhoneケースなど、対象は広い様です。

これで作ってもらったのは「部屋番号」。我が家では表札とは別に番号だけのプレートをドアに掲げているのです。(元ネタはイギリスのSF「プリズナーNo.6」)
今まではプリンタ出力を小さな額に入れて飾っていたのですが、数年経つと日焼けして読めなくなってしまいます。
まあ、プリント費用なんて微々たるものですが、折角だから永続性のあるものをと思ってレーザー彫刻を選んだ次第。

データはAdobeのイラストレーターでアウトライン化する必要があります。普通の人にはハードル高いのですが、画像処理が仕事だから難なくクリア。
ハンズで木材を選び、データと共に持ち込めば、一時間ほどで出来上がりです。
お値段は7×7cmの2480円。

自宅に戻り、背面にゴム磁石を貼り付けて出来上がり。ヤッター!
と思いきや、翌朝になると板が激しく反っていました。屋外に置いたので水分を吸って変形してしまったのでしょう。
水分が均等にしみ込めば平らになるはず、と放置する事1週間。なんとか元の平らな状態に戻ってくれました。

(おまけ)
写真はイギリスにある本物の「No.6」の表札です(2004年栗野撮影)。
40年以上も経った今でも、ロケ地となったホテル・ポートメイリオンには「プリズナーの村」を求めて訪れる人が絶えないのだとか。