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探しものはなんですか?

知り合いの盗難自転車を発見してしまいました。
自転車コミュニティで「盗難に遭った」と報告があったのが6月中旬の事。自宅の隣駅で、週に何度かは通る場所です。
ご近所の一大事と、時間を見つけては駐輪場を見て回っていました。
とはいえ、そうそう簡単に見つかるものではありません。
2週間が経過して、さすがに出てこないものと探すのを止めてしまいました。

そして7月中旬。自転車の捜索とは関係なく近所のスーパーに寄ったところ、駐輪場に見覚えのある自転車が置いてありました。
iPhoneを取り出して捜索写真と見比べると、色も特徴も完全に一致。
持ち主に写真つきラインを送ると「間違いない」との返信でした。

「ひょっとして犯人はスーパーで買い物中では?」と思い立ち、盗難自転車に小さな鍵をかけて遠くから観察しましたが、それらしき人物は見当たらず。
いつから放置されているのか警備の人に話を聞こうと思ったのですが、サービスカウンターは終了後でした。

10分ほど待つと持ち主が登場。
「ここも探したんだけどね~」との事です。放置自転車としてアチコチを渡り歩いていたのでしょうかね。
変速機が少し錆びているだけで目立った傷もパンクもなし。晴れやかな気分で見送ったのでした。

よかったよかった・・・で終わるかと思ったら、持ち主は交番で叱られたそうです。
盗難届を出したときの警察官だったので、発見を喜んでくれるかと思いきや「現場から勝手に自転車を動かしたこと」が良くなかったらしく、チクチクと文句を言われたんだとか。
盗難自転車というのは「持ち主が所有」して「犯人が占有」している状態になります。
たとえ盗難品であっても他人の占有物を勝手に移動することは「自力救済」という不法行為になるようです。
って、知らんがな。盗難届を出したときに言ってくれよ、という感じ。