電波時計を強制的に同期させることに成功しました。
現代のクォーツ時計は機械式に比べて非常に正確ですが、それでも月に15秒ほどの誤差は出てしまいます。これに対し電波時計は標準電波を受信して自分で時刻を合わせるというもので、電波さえ受信できれば原理上はいつまでも誤差±0秒にできる優れもの。
しかし、日本には標準電波の送信局は2つしかありません。札幌から最寄りの福島県の送信局までは直線で625Km離れており、電波は相当弱くなっています。
北海道では室内での受信はかなり難しく、窓際に置くなど工夫してようやく時刻を合わせられます。新品の時は時刻合わせできても、経年変化で受信性能が落ちると全く受信できないなども発生します。
そこで、この標準電波を「偽装」してみることにしました(出力が非常に小さいので電波法には抵触しません、念の為)。
用意するものはiPhone、”AMループアンテナ“、iPhoneアプリの”JJYSimulator“の3つです。
ループアンテナをiPhoneのイヤホンジャックに差し、”JJY Simulator”を起動すると標準電波と同じ電波が出力されるという仕組みになっています。
ループアンテナでなく、只のイヤホンでも同じことができるという報告例もありますが、自宅で試したところ効果なし。
そこで念の為、ループアンテナを購入(980円)したという次第です。
ループアンテナを近づけると、電波時計の受信強度を示すアイコンが「最大」を表してくれました(5段階中の5)。ほんの2分で時刻合わせは終了し「同期済み」のアイコンが点灯してくれました。
誤差なし生活は快適。