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ワイヤレスイヤホン

ワイヤレスイヤホンを買いました。
左右分離でアクティブノイズキャンセル機能付きのAnker Soundcore P40iです。

これまでも左右分離は使っていましたが、今回のP40iは「マルチポイント接続」と「アクティブノイズキャンセル」が目玉です。

「マルチポイント接続」は、1台のイヤホンが複数のスマートフォンに同時に接続できるというもの(P40iは2台まで)。
スマホAで音楽を聴いている状態でスマホBでも音楽を再生すると、Aが自動で再生停止になり自動的にBの音楽がイヤホンから流れます。
ここで再度Aで音楽を再生すると今度はBの再生が停止します。
これまで2台のスマホで1つのワイヤレスイヤホンを使うときは「AでBluetoothを切ってから、Bで接続操作して、AのBluetoothをオンに戻す」という手間がかかっていたので、自動で切り替えてくれるのはありがたい。

「ノイズキャンセル」はマイクで拾った周囲の音に対して、逆位相の音をスピーカーから流すことでノイズを聞こえなくする技術です。
購入後は喫茶店に入って早速ノイズキャンセルを試してみました。
P40iはスマホアプリでノイズキャンセルの強度を変更できて、「低(1)」でも室内の囁き声はかなり減ります。そして「最強(5)」にすると、車の走行音や空調ファンの音まで低減されます。これはすごい。
なお、お皿を運ぶときのカチャカチャ音や、クシャミの音などは聞こえてきました。
アプリ側でキャンセル強度を変更すると、1秒ぐらいかけてゆっくりと周囲の音が聞こえなくなります。もしキャンセル強度がパッと切り替わったら耳が聞こえなくなったのかと驚いてしまうので、こういう仕様にしたのでしょう。

一通り実験を終えてイヤホンを外すと、喫茶店の喧騒が再び耳に入ってくるようになります。この瞬間は音の立体感が消失して、まるで全員に耳元で囁かれているような不思議な感覚がありました。

そういえば、生まれて初めてヘッドフォンで音楽を聴いたときは「頭の中で音が鳴っている!」と驚いた記憶があります。
「聴覚」は起きている間ずっと使っている人体の機能ですが、この歳になってもまだ新しい聴覚体験があるのだなと感動しました。