赤れんがテラスのオープンに関連して、札幌市の自転車置き場の問題に深入りしてしまいました。
そもそもの発端は「赤れんがテラスは自転車を駐められるの?」と質問された事です。
これは単純そうに見えて、実に難しい問題です。
札幌市内では自転車の放置禁止区域が定められています。札幌駅の半径数百メートルは殆どが駐輪禁止となっていて、迂闊に駐めると撤去させられてしまいます。
市内には有料駐輪場もあるのですが、赤れんがからは数百メートル。往復する事を考えると、ちょっと使い難い。
そこで赤れんがテラスに「駐輪場はありますか?」と問い合わせると「ありません」という回答でした。残念・・・
しかしその後、札幌市のページを調べていると、ビルを新築する時には「駐輪場を設置しなければならない」という条例があることが分かりました。
日本の法律では「設置に努める」までなのに、条例では「義務」になっています。さすがは札幌市。
そうすると、駅前の新築ビルである赤れんがテラスに駐輪場がないのは変です。ビルを一周してみましたがそれらしき設備も見当たらない。
そこで再度、条例の事を絡めて赤れんがテラスに質問してみると「前回の回答は間違いでした。駐輪場はあります」という回答でした。なんだそれ。
入口が見つからなかったのは鉄扉が閉じていて、駐輪場である事の案内がなかったため。係の人に聞くと「勝手に開けて入っていい」という話でした。
約130台分の広い駐輪場! そして駐めているのは5台だけ・・・
こうして、赤れんがには堂々と自転車で行けることになったのです。
これが問題の入口でしかない事を知るのは、少し先の話(つづく)