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FESの法則

ジングルベルサッポロファクトリーでクリスマスツリー点灯式を見学。今年で20年目になるんだとか。
これを見ると年の瀬を感じます。

今日の札幌は昼過ぎから大雨。せっかくのイベントなのに入場者数が伸びないかな、と思っていたら例年通りの超満員。
まあ、観客の殆どがカップルか親子連れですから、「パパ頑張っちゃうぞ〜」的に、数少ない見せ場で張り切ってしまったんでしょう。

昔のツリーは「電球何万個」などと数だけを誇っていましたが、最近は音楽とシンクロして明滅するなど仕掛けが凝っています。
今年のツリーは高さごとに7つの帯で光るようになっていて「♪ジングルベル」の音階に合わせて異なる高さの帯が光るなど、心憎い演出です。

それにしても、仏教国であるはずの我が国で、異教徒の教祖様の誕生日を祝うってのも変な風習ですね。
おそらくイベントという奴は「食べ物」「イベント性」「物語性」の3つが組み合わさらないと定着しないのだと思います。これを「FES(Food/ Event / Story)の法則」と呼びます(嘘です、いま勝手に作りました)。

バレンタインデーは「チョコ」「女子から告白」「聖バレンタインが云々」ですし、クリスマスは「クリスマスケーキ」「サンタさんがプレゼント」「ジーザスが馬小屋でベツレヘムの火が云々」など。
最近猛プッシュされているハロウィンは「食べ物=クッキー」「イベント性=仮装」と揃ってるのですが「物語性」がイマイチ不明。
御釈迦様の誕生日に至っては食べ物もイベント性もありません。物語性=「森じゅうの動物が祝って」は抜群なんですけど、まあ定着しないわけですよね。

そんな訳で、新しいイベントをでっち上げて庶民から搾り取ろうとしているお菓子・おもちゃ業界の皆様。
上記「FESの法則」を参考に知恵を絞ってみてください。顧問料は不要ですよ(w