地図作成についての都市伝説にこういうものがあります。
「地図は調査が大変なのに、どの会社が作っても同じものができる。だから業界ではコピーが横行している。各社はコピー対策として架空の道(フェイク)を加えている」
もっともらしい話ですが、果たして本当にフェイクは存在するのでしょうか?
グーグルマップとオープンストリートマップを見比べていたら、フェイクを見つけてしまいました!
先ずは丘めぐりで有名な美瑛町。
道道580号が川と併走している区間です。MapBoxや国土地理院の地図ではGPSのルートと道が重なっていますが、グーグルマップはズレています。おそらくこれは「フェイク」でしょうね。
蛇行した一本道なので、実際の道とずれていても影響はないという判断でしょうか。
左から「グーグルマップ」「MapBox」「国土地理院」
2つ目は美馬牛の西7号線。
とんがり屋根の美馬牛小学校や、前田真三の拓真館に続く道です。
ここもグーグルマップだけがGPSとずれています。
左から「グーグルマップ」「MapBox」「国土地理院」
3つ目は小樽市の大浜海岸。
砂浜に踏み跡で道ができています。
現場に行った事はないのですが、おそらく舗装路ではなく人の踏み後でしょうね。
国土地理院の地図には「庭園路」の記号が書かれています。
MapBoxには記号なし、グーグルマップは道あり。
ここは小路が入り組んでいるし、存在しない道を書き込んでも困る人は居ないでしょうから、「フェイク」が仕込みやすいんでしょうね。
上から「グーグルマップ」「MapBox」「国土地理院」
特に結論はありませんが、せっかく見つけたのでまとめでした。