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輪るシルバーホイール

去年買ったロードバイク&GPSが快調です。50Kmぐらいの距離だと「ちょっとコンビニ行ってくる」ぐらいの感覚。GPSで距離と時間が表示されるのでペース配分もバッチリ。
そんなわけで、あちこち行った記録。

8月7日札幌・小樽往復(75Km)
夏休みなので平日にブラブラ。スタートが11時半と遅く、風も強かったので近場で済まそうかと新川通を流していました。
走っているうちにだんだん調子が出てきて「よし、小樽行くぞ」となってしまいました。前半コースが迷走しているのはそのためです。

走行中にフロント変速が利かなくなるというトラブルが起きてしまいましたが、小樽までの坂は厳しくないので続行。三角市場で海鮮丼を食べてきました。
帰り道は追い風。小樽→札幌が1時間40分と自己ベストを更新してしまいました。
8月18日定山渓から小樽(109Km)
先週に引き続いて小樽一人旅。定山渓から回ってみました。
札幌から定山渓までの20Kmは緩やかな登りが続きます。1%ぐらいだと人の目には登りと認識できないのですが、スピードがあまり出ないので足には負担がかかっているのでしょう。ちゃんとコースを把握しておかないと、徐々に足に来ます。
札幌中心部から札幌湖まで1時間40分、札幌湖から国際スキー場まで1時間と順調なペース。
以前、同じコースを小樽側から登った時は、あまりの急坂に心臓バクバクでしたが、定山渓側からは楽しい登りでした。
小樽ではまたもや三角食堂で昼食、変わり種アイスを食べてメルヘン交差点に向けて散歩とベタな観光をしてしまいました。
帰りは2時間弱、さすがに先週ほどは速く走れませんでした。
8月19日長沼往復(59Km)
今日はmixi自転車部のイベント。往復60Kmで長沼のうどんを食べに行くという企画です。
メンバーが20人も集まってしまい、信号で止まるたびにチームが分断。この人数での行動はなかなか大変です。
調子づいて先頭集団に入ろうとしたら、あまりの速さに置いていかれてしまいました。地平線が見えるような長沼の直線道路を一人トボトボと走行(といっても30Km/hは出ているのですが)。
うどん屋さんは20名で予約したものですから、後から車で来た一般客が「20人待ちですけどどうします?」「じゃいいです」と帰って行ったのが何だか申し訳なかったです。
帰りは上野幌にあるアイス屋さん「アルトラーチェ」へ。住宅街から外れたところにあるのに、駐車場は車でいっぱい。アイスを買う行列が店の外まで続いています。それにしても皆、よくこういう店を知ってるなあ。
今日は距離が短かったので「走り足りない」という人たちは石狩浜まで行ったようです。僕はまっすぐ帰りました。
8月25日石狩往復(62Km)
早起きして遠出するぞ! と意気込んでいたら起きたのが10時。仕方ないので3時間ぐらいで回れるコースを組みなおして一人旅となりました。
今年は残暑が厳しくて、昼前だと焼けるような日差しが照りつけてきます。お盆前より暑いんじゃないでしょうか。
ふだん石狩を回る時は石狩太美のロイズから81号線を経由していました。今回は石狩川沿いの道が良いという話を聞きつけたので試してみました。
車がほとんど通らないのか、道の状態が素晴らしい。景色も開けているし、実に走りやすいコースです。今度からこっちを定番にしよう。
石狩からの帰りも違う道をとおってみました。高富ダムを抜けて81号線に戻る道。ややアップダウンはあるものの、ダム付近の景色が面白い。
3時間で60Kmほど走ってきたのでした。
8月26日円山登山
今日は北海道マラソン。今年から大通り9時スタートに変わったようです。札幌市内の交通が乱れるので自転車部の活動はないよなあ、と思っていると小樽餃子ツアーが企画されました。皆さん元気ですね。
参加したかったのですが、リバイバルで「大いなる西部」を見たかったのでキャンセル。
しかし、勿体ないほどの青空だったので円山(まるやま)に登ってみました。
円山は札幌市西部にある標高200mほどの小さな山。地下鉄の駅から歩いて行けるということで、藻岩山よりもさらに身近な登山コースだそうです。
標準40分との事でしたが、20分弱で登頂。頂上からは札幌市内が一望できます。これは手頃で面白い。
下山しても9時前だったので、今日の自転車部の集合場所に行ってお見送りしてきました。

あと、自分用GPSログページを少しアップデートしました。走路上に矢印を書くようにしたので、どっちに進んだか分かります。
矢印はGoogle Maps APIの新機能です。面白いですね。

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ダイエットブーム

自転車のタイヤをパナレーサーのパセラ(700x25c)に換装。幅28mmから25mmへと少し細くしました。まあ、写真で見てもよく分かんないけど。

3mmぐらいじゃ走行感は変わらないかな? と思っていたら、もう羽根が生えたように軽い。テストランで豊平川まで行ったら、あまりの快適さにそのまま河川敷サイクリングロードを走ってしまいそうになりました。

僕の自転車はシクロクロスというオフロード気味のものなので、購入当初に付いていたのは32mm幅の物。購入2ヶ月で28mmに変えたのですが、このときも「軽い」と感じたものの、今回ほど劇的な変化ではありませんでした。

おそらく前回は新車のフィーリングに慣れて居なかったので、変化を体感しにくかったのでしょう。
そして今回は5000Km乗った後なので3mmの違いを軽く感じたというところでしょうか。

因みに、実際の重量は300gぐらいしか変わりません。これぐらいは荷物とか体調で簡単に変化してしまう「誤差」の範囲。
実際には設地面積が減った事による路面抵抗の減少・・・なのでしょう。

自転車は軽ければ軽い程良いという風潮があって、カーボンとかアルミが主流な訳ですが、個人的には余り軽いのもどうかと思うのです。
例えば、向かい風が吹いているときにボールを投げる事を考えて下さい。
ピンポン球と野球のボールはどちらが遠くまで飛ぶでしょうか?

自転車もこれと同じで、余り軽すぎると向かい風で押し返されるし、高速時の安定性が損なわれるんですよね。
(もちろん登り坂では軽い方が圧倒的に有利なんですが)

そんな訳で、近所をガシガシ走って、たまに輪行という僕の自転車スタイルでは、重いクロモリ(クローム・モリブデン)に25mm幅タイヤが合ってるみたいです。

今シーズンもあと3ヶ月ぐらい。もちっと頑張ります。

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高原は招くよ

写真は愛用のコースター。

もうすっかり「景色」になっていて、いつ買った物か気にしていませんでした。
「妙高高原」と書いてあるということは、たぶん1992年に行った赤倉温泉スキー場。地味に20年選手でした。
観光地の土産物なので品質は気にしてなかったけど、ヒビ割れも変形もありません。
信頼される仕事って、こういうことを言うんだなと、感心してしまいました。

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ひとよひとよに

8月13日は「夜景の日」です。
一体どんな由来が? と思ったら「13はトランプで”K”だから、8/13は”8-K”で”やけい”」とのこと。
函館観光協会などが1991年から実施しているそうです。なかなかセンスが光りますね。

他の「○○の日」を探してみたところ、毎月22日は「ショートケーキの日」だそうです。
これはカレンダーで常に15日が22日の直上にあることが由来です。
「15=いちご」が上に乗っているからショートケーキ。なるほど。

日本語の語呂で覚えるというセンスは独特のものがあります。
円周率だと「産医師異国に向こう」で”3.14159265″まで表す素晴らしさ。
平方根の√2=「ひとよひとよにひとみごろ」は一夜ごとに花の見頃が近づいてくる様子を表すという優雅な内容。これで小数点以下8桁とお得です。

これが英語だと”Yes, I have a number”で”3.1416″。綴りの数を数える(Yes=3,I=1)と分り難い上に桁数も少なく、数字が丸められているという使いにくさ。

語呂合わせは一歩間違えるとオヤジギャグになってしまいますが、頑張ってセンスの良い記念日を増やして欲しいものです。

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悪戦苦闘

1十勝岳に登ってきました。もう5回目ぐらい?
登山計画を立てていた7月上旬、「十勝岳で発光現象を観測」という物騒なニュースが飛び込んできました。
定点カメラの映像だと大正火口付近が赤く光っているのが分かります。十勝岳が最後に噴火したのは1989年とつい最近ですし、未だに火山性微動で入山禁止に事もあります。まさに生きている山なのです。

しかし、今回の発光現象は噴火ではなく、火口にたまった火山性ガスがに引火したらしいというのが気象台の発表です。
2日ほどで入山規制も解け、晴れて登れる事になりました。ふぅ。

さて、ふだん十勝岳に登るときは前泊をしていました。
駅から登山口までのバスは1日3便しかなく、始発9:22の次は13:19という遅い時間。札幌から始発で行っても、駅に着くのは10:30になってしまうためです。
しかし今回は後輩君が一緒なので贅沢にもタクシーを使ってしまいました。
JR上富良野駅から十勝岳登山口までは約18Km。タクシーで約6000円です。一人3000円なので宿泊するよりは安くつきますね。

登山口からは安政火口→富良野岳→上ホロ避難小屋といういつものルート。初日は曇り空ながら景色もまあまあ。8月とは思えない涼しい登山でした。
しかし2日目、夜中から激しい雨が振り出し、避難小屋の屋根が轟々と音を立てています。
外に出ると視界は30mほど、うーん、ツマラン。
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晴れていたら美瑛岳も回ろうかと考えていたのですが、あっさり却下して最短ルートで下りてきました。
山小屋から白銀荘まで約7Kmの道のりを5:30発8:50着の3時間20分、心持ちペースが早いのは・・・立ち止まって景色を見る余裕が全くなかったからでしょう・・・(泣)

こんな日もありますよね。改めて昨年の天候の良さはラッキーでした。

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スカイツリー 2

スカイツリーの入場は30分ごとに区切られていて、一日に25回設定されています。
一日の入場者は一万人ぐらいなので一回当たり400人ってところでしょうか、上手い具合に割り振ってますね。

受付でクレジットカードを渡して入場チケットをもらった後はベルトコンベヤー式にエレベーターへ誘導されます。
グループの場合は最初から揃ってた方がいいですね。

エレベーターはわずか1分で350m展望台へ。急な気圧変化で耳がキーンとなります。

エレベーターを降りると目の前に広がる大パノラマ。頭がクラクラして窓際に近づくのも一苦労。
ていうかコレ、揺れてるよね。気にしない人は気にならないと思いますが、僕はフツーに歩いてても揺れを感じました。足を踏み出すたびに脳内で位置補正が必要なので、最初は歩くだけでもビクビク。

しかし、第1展望台は後回しにして第2展望台(450m)のチケットの列に並びます。上の展望台は当日券しかないので、先に並んでおくのがベター。

10分ほど並んでチケットに入手すると、またもやベルトコンベヤー式にエレベーターに誘導されます。選択肢無しかい!
ちなみに、下のエレベータは東芝製、上のエレベーターは日立製という事です。詳しい人だと乗り心地の違いが分かるんでしょうかね。

上のエレベーターはカーゴの上と横がガラス張りになっています。この構造を見ただけでドキドキ。

40秒ほどでいよいよ450m展望台です。
展望台は円形回廊になっていて、まるでスタートレックのエンタープライズ号の様。
グーグルマップを見ながら川や建物を確認、いやホント、すごい眺めですね。
遠方に東京タワーを確認。今いる場所が450mという事はタワーの天辺よりも高いですね。ふぅ(汗)

回廊を半周すると正真正銘の最高地点「ソラカラポイント」に到達です。人混みの合間を縫ってエイリアンを撮影。
ソラカラポイントは451.2m。因みに世界一高いところにある展望台はブルジュ・ハリファの452mだそうです。惜しい!

20分ほどウロウロして再び第1展望台へ。ショップやカフェもあるんだけど、ものすごい行列で断念。
フロア340のガラス床を目指します。ここは文字通り床面がガラスになっていて、340m下まで見通せます。
このガラスに乗るのは勇気が要りますね・・・おマタがヒュンってなります・・

計1時間ほど楽しんだあとはエレベータで地上へ。なんというか地に足がついた感じがホッとしますね。
タワー付近のソラマチタウンも面白そうだけど、飛行機の時間が迫っていたのでパス。

ちなみに、タワーのある京成押上駅から京急羽田空港までは直通便のエアポート快特があります。約40分で640円。
駆け足の東京見学でしたが、天気に恵まれました。
それにしてもスカイツリーは面白い。次は富士山が見える時間帯に行きたいものです。

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スカイツリー1

東京スカイツリーに登りました。

押上駅到着は14:30。月曜日なのにすごい混雑、土日はどうなってるんだろう?
入場まで時間があるのでツリーをぐるっと半周します。

スカイツリーの南側に旧商店街があり、ツリー景気を見越してか沢山の店が出ています。
しかし・・・いま一つ人通りが少ない。
観光客はスカイツリータウンに集中してしまい、わざわざ川を越えて旧市街には来ないみたいです。
ツリー完成前はものすごい混雑だったんですけどね。

気を取り直して川沿いを西に進むと、道路のカーブミラーを抱えた人がいます。
近寄ってみると、観光客向けの自分撮りサービスのようです。
普通のカメラでは画角が狭すぎてツリー全景を1枚に収めるのはまったく無理。
カーブミラーは魚眼レンズのように写るので、ツリー全景を収めつつ自分たちが写ることができるのです。
ミラー重そうだったけど、こういうアナログなサービスはすごく楽しい。いいアイディアです。
待ち行列ができていたので撮影はパス。

更に歩いて業平橋へ。
沢山の人が立ち止まって記念撮影しています。ニュースで見た景色そのまま。
橋にはカーブミラーを持ったオジサンがいるけど、こちらはスタッフではなく地元の一般市民のようです。
観光客の写真を撮ってあげたり道案内をしたり、親切ですね。

しかし・・・どうも雰囲気が近寄りにくい。
撮影スポットを勝手に仕切って「次は君」とか、「こっちの角度のほうがいい」とか、ちょっと口を出しすぎじゃないかなあ。
こういう「自主オジサン」が何人かいて、お互いビミョーにけん制し合ってるのもチョット怖い。
善意がもとでトラブルにならないように御注意願いたいところ。

押上駅から業平橋駅まで500m程なのに盛りだくさんで疲れてしまいました。
一旦マクドで休憩。
他店舗がそれなりのお値段なのに、マクドは全国どこでも同じ値段で座れるから助かります。
20分ほど休んで、いざ入場口へ!

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スカイツリーの謎

スカイツリーの入場券が取れました。
かなり混雑しているという話を聞いていたので「半年先まで売切れ、みたいな感じかな?」と思っていたら、東京に行く日にちょうど空きがありました。
さて、いざ取ろうとしたら、む、難しすぎる・・・

スカイツリーのウェブサイトから「ネット予約についてはこちら」をクリックすると、そこは条件分岐の嵐。
「入場日は7月10日以前か?」「個人か団体か?」という分岐がダラダラと1ページに書かれていて、「自分が何に該当するのか、全部読まないとわからない」という素敵仕様です。これ考えたヒトは、「自販機のボタンを100回連打しないと購入できない刑」でいいと思うよ。

苦労して全文を理解し、「Webチケット」をクリックすると、今度はチケットぴあが管理する別のページに飛ばされます。そこでも微妙に異なる文言の条件分岐が・・・。まあ、内容は同じなんでしょうけど「同じ」かどうかは全文読まないと分からないよね。
これ作ったヒトは「新明解国語辞典の第3版と第4版の違いを手で書き出す刑」にしてほしい。

更に、チケット購入にはスカイツリー用のアカウントを作る必要があります。殆どの人は一生に一回しか行かないだろうに、なんでわざわざアカウント作る必要があるんだろう・・・

文句を言っても仕方ないので、アカウントを作成してクレジットで決済。すぐに予約完了メールが送られてきました。この辺の素早さは、さすがネットという感じですね。
ちなみに紙のチケットは当日まで発券できません。指定された時間内(猶予はたったの30分間)に券売機に並び、購入時に使ったクレカを差し込むとチケットが発券されるという仕組みです。

面倒くさいのは確かですが、転売防止で仕方なかったんだろうなと同情はします。
発券にはクレカが必要としたことで、ネットでの転売は殆ど防止できます。逆にオークションでスカイツリー入場券が売っていたら、まず間違いなく詐欺ですのでお気を付けください。
また、発券をわずか30分に絞っているので、現地で大量発券して転売というのも難しいでしょう。
過去の転売の手口をよく調べて対策してあるなと思います。

予約完了して一息ついたあとに最大の謎が待っていました。スカイツリーのページを見ると「発券にはクレカと購入時メールの2点が必要」という不思議な文言が書かれています。
チケット発行で「クレカ、または購入時メール」という話は聞きますが、「クレカ、かつ購入時メール」というのは聞いたことがありません。
クレジットカードの持参者が購入者であることを疑う理由はないのですから、カード以外が必要というのは不思議です。しかも、要求するものが「メールを印刷したもの、またはメール」と非常に緩い(いくらでも偽装できる)ものになっています。
一体なぜ、こんなアンバランスなルールになっているのでしょうか?

ここから先は想像ですが、「券売機のシステム上は指定時間外でもチケットが受け取れてしまう」のではないでしょうか。
「メールまたはメールのコピーを持参」などとアバウトな条件判定は人間の係員がいないと対応できないので、券売機の前では「人の目でメールを確認して、指定時間内の人だけに券売機を操作させる」というチェック体制が取られているのだろうと想像します。
もし仮に「指定時間以外の発券は一切不可能」というシステムにしてしまったら、天候などのトラブルで入場時間が乱れた時に対応ができなくなってしまいますからね。

そんなわけで、「メールで入場時間を確認」という緩いチェックをすり抜ければ、指定された時間外に券を受け取ることも可能なのかもしれません。
転売ヤーの狡猾さは目を見張るものがありますから、抜け穴ができないように頑張ってほしいものです。

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遠き山に日は落ちて

アップル社のMobileMeが終了してしまいました。

ネットでは特に話題になる事もなく、消えるような最期です。有料で使っていた人は最後の支払いが1年以上前だし、コンテンツの移行も終っているでしょうから、言われないと気づかない人が多いのかも。

終了のお知らせまで各国語を用意しているあたり、さすがはアップル。



今日は人知れず感慨に耽る事にします。

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終わる世界

アップル社のWebサーバーサービス「MobileMe」が6月30日を以て終了します。
これに伴い10年間運営していた僕の旧ページ(下記URL)はアクセスできなくなります。長らくのご愛顧ありがとうございました。
今ご覧になっているのが移転後のページですので、この文章が読めているのであれば特に何もしていただく必要はありません。

http://homepage.mac.com/kurino/


思えばアップルのウェブサービスとは長い付き合いでした。
アップル社が”.Mac”(どっとまっく)というサービスを開始したのが2002年7月17日。”mac.com”というメールアドレスが発行され、ホームページも作れるという事で、発表があった日の午前中には契約しました。おかげで「名前@mac.com」という便利なアカウントを取れました。年間一万円というのは微妙でしたが、お布施だと思って払い続けていました。まあ10年で10万だからいい娯楽ですよね。

2008年の7月9日には”.Mac”は”MobileMe”(もばいるみー)と名前を変えました。
これはクラウド機能を強化するもので、アドレス帳やカレンダーが自動的にiPhoneと同期されます。
「マック以外でも使える」という事をアピールするためには、サービス名から”Mac”を外したかったのでしょう。
ただ残念な事に、サービス開始直後のMobileMeは同期に不具合が多く、一部のコアなファン以外には悪印象を植え付けてしまいました。

心機一転”iCloud”という名前に変更したのが2011年10月12日。スティーブ・ジョブズの逝去の翌週です。
iCloudはiPhoneユーザーに無償で提供ということで、有料のMobileMeとどう折り合いを付けるのかと思ったら、「MobileMeは終了する」という残念なアナウンスでした。
MobileMeのストレージやアルバム、ウェブサービスはiCloudに受け継がれないため、データを全て引き上げる必要が有ります。
仕方なく外部のウェブサービスを探し、たどり着いたのが「さくらインターネット」。こちらで “kurino.xii.jp“というドメインを取得して現在の僕のページは運営されています。

十年一昔といいますが、初期のデザインは顔から火が出るほど拙いですね・・・
ということは、現在のデザインも10年後と言わず5年後ぐらいには古くさくなっているかもしれません。
それでもいいんです。あと50年もすれば僕自身が新技術を取り入れようと足掻いた記録として、胸を張って見せられる自分史になっているでしょう。

いや、それ以前に50年後も「WWW」が存在して「個人ホームページ」があるのかという疑問も有りますが。
ちなみに僕は次のハレー彗星が来るまでは何が何でもこの世に居座る予定です。