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時計台のある街

もはやライフワークとなっている「札幌レプリカ時計台」の記事を更新しました。
札幌の観光名所といえば時計台ですが、札幌市内にはこれを模倣した建物がいくつかあります。
現存する「レプリカ時計台」を網羅したものが欲しいと思って2014年にサイトを作りました

サイト作成後も追加情報が寄せられています。
今回は、「白石時計台」「清田時計台」「札幌駅時計台」を追加してみたものです。

収録数が増えたので「札幌市内」「札幌市外」「期間限定」などカテゴリに分けて、ページトップに一覧表も追加してみました。
まだ取材していない「時計台」が道内や本州にいくつかあるので、そのうち巡ってみたいものです。

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タッチ決済

タッチ決済」を試してみました。
ICチップ内蔵のクレジットカードを使うと、カードを読み取り機に入れなくても決済できるものです。
交通系ICカードの「タッチで乗れる」利便性が、クレジットの買い物に拡張された感じでしょうか。
とはいえ、普段から電車はSUICA、買い物はiDと非接触決済を使っているので「クレジットカードのタッチ決済」の魅力があまりありません。
強いていえば、チャージ残高を気にせずに電車に乗れること、量販店の支払いでポイント還元率が高いことがメリットでしょうか。
常用するつもりはありませんが、せっかく機能が備わっているので一度試してみようと思い立ったものです。

まずはコンビニ。
普段は支払い時に「iDで」と申し出ているのを「タッチ決済で」と言うだけでした。
数日後にカード決済を見ると、iDではなくタッチ扱いになっています。

次に地下鉄。
今年の4月から、札幌市営地下鉄ではタッチ決済の実証実験が始まっています。
専用の改札機を通る必要があるのですが、すべての駅に最低1台ずつ配置したとのこと。
交通系ICカードとはタッチする場所が違うのですが、特に問題なく改札通過。

初めての利用でしたが、買い物も地下鉄も難なくクリアです。
次にいつ使うかわかりませんが、備えあればということで。

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Garminスマートウォッチ

10年ほど使っていたFitbitをガーミンに乗り換えました。
Fitbitはアクティブトラッカーの先駆けとして魅力的な製品を出していましたが、2021年にGoogleに買収されてから様子が変わってしまいました。

買収後も”Fitbit“のブランド名は残されたものの、Googleは自社の”Pixel Watch“に力を入れていて、Fitbitのラインナップは減らされる一方でした。
現状では僕が使っているChargeシリーズしか新作が出ておらず、そのChargeも2年間更新が止まっている状態です。
FitbitとPixel WatchはアプリもデータベースもAPIも全く異なる体系で提供されているので、いくらGoogleでも同じカテゴリの製品を2ライン保持するのは無駄だったのでしょう。
ブランド名を残したとはいえ、開発リソースはかなり絞られていたと想像します。
実際、FitbitはChargeシリーズになってから「故障報告」をよく見かけます。しかし、一向に改善する様子はなし。
これはもうFitbitに未来はないなと思って、ガーミンに乗り換えたという次第。

ガーミンはロードバイク用のツールをずっと使っていたので、アカウントを持っています。
今回購入したVivoactive6も、従来のアカウントとスムーズに紐付けられて良い感じ。

ガーミンは元からスポーツ用途のユーザーを多数抱えていて、膨大な健康データとフィードバックをうまく生かしているのでしょう。
使い始めて3日ですが、快適の一言。IT業界は動きが早いけれど、10年ぐらいは使えたらいいなと思います。

おまけ:買い替えで考慮した機能
・サイレントアラーム
・曜日別アラームオンオフ設定
・電話・メール、カレンダー通知
・SUICA機能
・バッテリーライフ7日間以上

期待以上だった機能
・バッテリーライフ11日
・iPhoneのミュージック操作機能
・天気予報の表示
・グラフィカルな月齢カレンダー
・日の出、日没時間の表示
・アプリで設定したルート走行時に画像でコースナビ
・心拍、睡眠、歩数のグラフ表示
・心拍データの外部送信(ハートレートセンサとして使える)
・電子コンパス(方位表示)
・カレンダーカウントダウン(指定日までの日数表示)

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セルフレジに戸惑う

スーパーでコーラを2本買ってセルフレジで会計しようとしたら、1本目のコーラが2回スキャンされてしまいました。
同じものを2本買うのでそのまま会計すれば良いのですが、外から見たら「1本しかスキャンしていないのに2本カゴに入れた人」になってしまいます。
かといって「2回目スキャンをキャンセルして、2本目を改めてスキャン」というのも回りくどい。
たまたまレジ係の人が様子を見ていて、レジの「同じものが2回スキャンされました」も聞こえていたらしいので、「そのまま会計していただいて大丈夫です」と言われて事なきを得ました。

セルフレジに慣れたつもりだったけど、イレギュラーが起きると戸惑うものですね・・・

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直線道路日本一

北海道にある日本一の長さの直線道路を走ってきました
今年の夏はあまりに暑くロングライドをしていませんでした。9月に入って少し涼しくなったので出かけようと思い立ったものです。
総延長29.2kmなのでロングと言うには少し短いですが、往復輪行なのでロングライド扱いにします。

JR滝川駅から直線道路の北端までは10分ほど。ここから直線30kmの雄大な眺めが見られるのかと思ったのですが、目の前の橋のアーチしか見えません。
橋を越えると少し遠くまで見えますが、郊外の住宅街が延々と続く普通の街並みでした。信号も多くて500mも進まないうちに赤信号で止められます。
細かいアップダウンも多くて「直線」を感じられない。結局、北海道らしい雄大な景色を味わえるのは2箇所ほどでした。
ある程度覚悟していましたがなかなかのストレス。
2時間弱で南端に到着しました。

流石に29kmでは物足りないので、美唄の達布山展望台へ向かいます。
観光名所というわけではなさそうですが、山頂展望台が面白い形をしていたので行ってみました。
国道12号線を離れるといきなりの登り。そして展望台までのラスト500mほどは激坂で、最後は歩いてしまいました・・・

展望台は期待通りの面白い造形。石狩平野を一望できるので景色も大満足です。
帰りは岩見沢から輪行し、苗穂駅の温泉に入って帰宅したのでした。

イージーなルートだったので体力消耗も少ないかと思ったのですが、帰宅して体重を測ると2kgの減少。
しっかりと水分補給したつもりでしたが、それ以上に汗をかいていたのでしょう。熱中症にならなくてよかった。

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電動キックボード

7月31日から札幌で電動キックボードLUUPのサービスが始まりました
LUUP社が”電動アシスト自転車”レンタルサービスを始めたのが2020年。法改正によって”電動キックボード”が道路を走れるようになったのが2023年、この年から本格的な電動キックボードのシェアリングサービスが始まりました。

LUUP社のサービスは東京、横浜、京都、神戸、名古屋と広がりを見せましたが、札幌にはなかなかやってきませんでした。
札幌は人口は多いものの、冬場は運営できないデメリットがあるので進出の営業判断に時間がかかったとのことです。
本州から遅れること2年、2025年にようやく札幌でも電動キックボードのシェアリングサービスが始まったというわけです。
札幌での周知活動にはかなり力が入っていて、サービス開始から1週間は「初乗り30分まで無料」という太っ腹なサービスが提供されました。
せっかくなので、計7回、2時間、20kmほど乗ってみました。

普段からロードバイクで車道走行しているので、キックボードも特に違和感ありません。直立姿勢で乗るので後方確認が楽なのと、ペダルを漕がなくて良いので運転に集中できて、ロードより安心なぐらいでした。
とはいえ、現状でLUUPが社会に受け入れられるかというと、かなり厳しいと思います。
そもそもクルマのドライバー側が「自転車はどのように走ることになっているか」というルールを知らないので、二段階右折や左折レーン待機などは道通法を守っていても「迷惑」と言われそうです。
また、路上駐車を回避するときは路駐車のドア開けを警戒して第1車線の右側を走ることになりますが、路駐車からは「右から抜くな」、後方車両からは「第2車線に近づくな」と思われていそう。

日本の道路交通法と道路構造が自転車の車道走行に対して整備されておらず、ドライバーも自転車ルールを知らない状況で、「無免許キックボードの車道走行」を許可してしまったのは、ずいぶんチグハグな対応だなと思います。

結局のところ、ドライバー側は「クルマ以外が車道を走るな」が本音なのでしょう。「自転車」に文句を言うと自分自身に跳ね返ってしまいますが、電動キックボードが相手なら「自分は乗らない」ので、安心して文句が言えるのでしょう。

現在のように「クルマ様最優先の道路行政」では、自転車やキックボードが安心して車道を走れるようにはならないでしょうね。
ライダーにできるのは、ヘルメットを被り、交通ルールを守って、「真面目なライダーもいる」とアピールすることぐらいしか思い当たりません・・・

おまけ:
札幌でのLUUP試乗会
札幌で1年間だけ営業していた中国発の自転車シェアリングサービス”Mobike”

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証明書交付サービス

マイナンバーがiPhoneに対応したと言うので早速インストールしてみました。

マイナポータルアプリとカード実券を用意して、あとは手順通りで5分ほどで使えるようになりました。
マイナポータル自体は診察や予防接種の履歴が見られて便利です。しかし、ログインするたびにカード実券をスキャンするのが面倒でした。
iPhoneとマイナンバーカードを一体化したら、Face IDだけでログインできるのは楽です。

ついでに、iPhoneを使ってコンビニで住民票を取ってみました。
セブンイレブンのマルチコピー機の「証明書交付サービス」に新しく「iPhone」のボタンが追加されています。
こちらも難なく住民票が発行。戸籍謄本も取り寄せられるらしいです。

ちなみに、iPhoneを認証させて自分の名前が表示されたあとで「キャンセル」を押せば、お金を払わなくてもiPhoneが機能していることが確かめられます。

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ワイヤレスイヤホン

ワイヤレスイヤホンを買いました。
左右分離でアクティブノイズキャンセル機能付きのAnker Soundcore P40iです。

これまでも左右分離は使っていましたが、今回のP40iは「マルチポイント接続」と「アクティブノイズキャンセル」が目玉です。

マルチポイント接続」とは、1台のイヤホンが複数のスマートフォンに同時に接続できるというもの(P40iは2台まで)。
スマホAで音楽を聴いている状態でスマホBでも音楽を再生すると、Aが自動停止になり自動的にBの音楽がイヤホンから流れます。
ここで再度Aで音楽を再生すると今度はBが停止します。
これまで2台のスマホで1つのワイヤレスイヤホンを使うときは「AでBluetoothを切ってから、Bで接続操作して、AのBluetoothをオンに戻す」という手間がかかっていたので、自動で切り替えてくれるのはありがたい。

アクティブノイズキャンセル」とは、マイクで拾った周囲の音に対して、逆位相の音をスピーカーから流すことでノイズを聞こえなくする技術です。
購入後は喫茶店に入って早速ノイズキャンセルを試してみました。
P40iはスマホアプリでノイズキャンセルの強度を変更できて、「低=1」でも室内の囁き声はかなり減ります。そして「最強=5」にすると、車の走行音や空調ファンの音まで低減されます。これはすごい。
なお、お皿を運ぶときのカチャカチャ音や、クシャミの音などは聞こえてきました。
アプリ側でキャンセル強度を変更すると、1秒ぐらいかけてゆっくりと周囲の音が聞こえなくなります。もしキャンセル強度がパッと切り替わったら耳が聞こえなくなったのかと驚いてしまうので、こういう仕様にしたのでしょう。

一通り実験を終えてイヤホンを外すと、喫茶店の喧騒が再び耳に入ってくるようになります。この瞬間は音の立体感が消失して、まるで全員に耳元で囁かれているような不思議な感覚がありました。

子供時代に生まれて初めてヘッドフォンで音楽を聴いたときは「頭の中で音が鳴っている!」と驚いた記憶があります。
「聴覚」は起きている間ずっと使っている人体の機能ですが、この歳になってもまだ新しい聴覚体験があるのだなと感心しました。

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ぐうたら感謝の日

6月2日は「ぐうたら感謝の日」です。漫画「ドラえもん」で「6月には祝日が1日もないから祝日を作ろう」とした「ぐうたらの日」というエピソードが元になっています。
この話が発表された1975年のカレンダーは2025年と同じなので、のび太くんの気持ちをリアルに味わえると話題になりました。
とはいえ、曜日が一致するのはそれほどレアではなく、これまでは1980, 1986, 1997, 2003, 2008, 2014年の6月は1975年と同じ曜日になります。
今回、このカレンダーを確認しようとしたら、macOSでは6月が「4月」と表示されることに気づいてしまいました。
Unix系のOSには、その月のカレンダーをテキスト表示してくれる”cal”という便利なコマンドがあります。
しかし、6月分を表示してみると、曜日は合っているのにタイトルだけ「4月」になるという奇妙な現象が起きていたのです。

$ cal 6 2025
      4月 2025         
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これだけ大きなバグだと他の人も気づいていて、解説ブログがいくつか見つかりました。
このバグが起きているのは日本だけで、macOS 15.4のリリース時に日本語向けのロケールファイルが変更されたことが原因でした。
日本語向けの日付・曜日設定は”/usr/share/locale/ja_JP/LC_TIME”に書かれているのですが、”午前/午後”と書かれるべき箇所が”午前/AM/午後/PM”と、冗長な2行が入り込んでしまったようです。
このため”6月”という文字列があるはずの行に”4月”が書かれていることになり、カレンダーが2ヶ月ずれるというオチでした。
環境変数を変更すれば直るようですが、アップデート待ちとします。

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電波時計

電波時計を強制的に同期させることに成功しました。
現代のクォーツ時計は機械式に比べて非常に正確ですが、それでも月に15秒ほどの誤差は出てしまいます。これに対し電波時計は標準電波を受信して自分で時刻を合わせるというもので、電波さえ受信できれば原理上はいつまでも誤差±0秒にできる優れもの。

しかし、日本には標準電波の送信局は2つしかありません。札幌から最寄りの福島県の送信局までは直線で625Km離れており、電波は相当弱くなっています。
北海道では室内での受信はかなり難しく、窓際に置くなど工夫してようやく時刻を合わせられます。新品の時は時刻合わせできても、経年変化で受信性能が落ちると全く受信できないなども発生します。

そこで、この標準電波を「偽装」してみることにしました(出力が非常に小さいので電波法には抵触しません、念の為)。
用意するものはiPhone、”AMループアンテナ“、iPhoneアプリの”JJYSimulator“の3つです。
ループアンテナをiPhoneのイヤホンジャックに差し、”JJY Simulator”を起動すると標準電波と同じ電波が出力されるという仕組みになっています。

ループアンテナでなく、只のイヤホンでも同じことができるという報告例もありますが、自宅で試したところ効果なし。
そこで念の為、ループアンテナを購入(980円)したという次第です。

ループアンテナを近づけると、電波時計の受信強度を示すアイコンが「最大」を表してくれました(5段階中の5)。ほんの2分で時刻合わせは終了し「同期済み」のアイコンが点灯してくれました。
誤差なし生活は快適。