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ブラック・ジャック!

僕の後頭部には部分白髪があります。
10円玉ほどのエリアから生えている毛が真っ白。
就職した直後にストレスで10円ハゲができてしまい、しばらくして髪が生えてくるようになったものの、その部分だけ白髪になっていたという経緯です。

WhiteHair.jpg後ろから見ると漫画「ブラック・ジャック」の主人公のように不自然に白い状態。
実際、エレベーターに乗って居る時に後ろにいたカップルがヒソヒソと「ブラック・ジャック?」と話しているのを聞いたこともあります。

10年以上も消えなかった部分白髪ですが、この数カ月で急速に黒くなって来ました。
6月と9月の比較写真を見れば何となく分かるでしょうか。

考えられる原因は一つ。「夏休み」ですね。
いろいろな理由があって、今年は3ヶ月の盛大な夏休みを取得しました。

ひと月もすると慢性的な肩凝りや腰痛が消え、パソコンによる腕の痛みもなくなりました。
そしてある時「ブラック・ジャックが減った?」と指摘されたので確認すると、確かに黒くなっていたという次第です。

自分の職場は自由な雰囲気だったし、土日はたっぷりと趣味を楽しんでいました。ストレスとは無縁な健康な生活を過ごしていたつもりですが、それでもやはりストレスがあったんですね。

人間が一日8時間以上も椅子に座り、細かい数字や文字に振り回されるというのは、どう足掻いても身体に悪影響なのでしょう。
更に怖ろしいのは、自分自身ではストレスに気づくことができないのです。

世のお父さん方は、数年に一度でいいから、一ヶ月ぐらいの夏休みを取るべきじゃないかな、と感じた夏休みの一日でした。

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駐輪場の話(後編)

さて、ここで話が終わらないのが僕の面倒くさいところ。
今回調べた中で「Nビル」だけは、駐輪場の設置義務があるはずなのに、駐輪場が見当たらないのです。
厳密に言うと、駐輪場はあるのですが「契約者のみ」と札が出ていて、駐めている自転車には許可シールが貼られている状態。

ビルに聞いてみると「駐輪場はありますが・・・」と歯切れの悪い返事。暗雲が立ちこめます・・・

A「ありますが、年間契約のみです」
Q「一時利用はないのですか?」
A「ありません」
Q「カフェを利用する時にも年間契約をするという話でしょうか?」
A「そうなります」
Q「・・・分かりました、書類を書けばいいですか?」
A「・・・書いても今は満車ですから・・・」
Q「順番待ちは出来るでしょうか?」
A「・・・素性の明らかでない者にそこまで教える事は出来ません」
Q「わかりました。もういいです」

という訳で、駐輪場を借りようとしたら不審者扱いされてしまいましたw
さすがにこれはアヤシイので、札幌市役所に話を聞いてみる事に。
(市役所との話もゴタゴタがありましたが省略)

Q1.条例に従って設置された駐輪場なのに、年間契約でしか借りられないのは目的に合っているのか?
A1.設置され、駐輪場として運用の実態があれば、運用方法まで市が口を挟めない
Q2.この条件で借りる市民はいないと思うが、ビル建設から8年で市民の利用はあったのか?
A2.調べたが数字は教えられない。ただ、実態としてそうであったのなら条例の目的と異なる
Q3.駐輪場がガラガラなのに「満車」で断ったのはおかしい。本当は満車ではないのに市民の利用を断ったのなら問題があるのではないか?
A3.満員かどうかについても調べたが数字は教えられない。ただ、実態として〜(以下Q2と同じ)

という訳です。
「条例に従って作ったが、なるべく市民には使ってほしくない」という意図があるのかなと邪推してしまいます。
他の駅前ビルが苦労して駐輪場を運営している様子なのに、Nビルだけが「条例を守ったフリ」では不公平感。後から造られるビルがこれを前例にして市民を閉め出す様な事にならなければよいのですが。

市役所から適切な管理を働きかけてくれるという事なので、しばらくは回答待ちです。
というわけで、なんだか面倒な数日間でした。

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駐輪場の話(中編)

「赤れんがには駐車場がある」で話を止めておけば良かったのですが、うっかり「じゃあ、他の新築ビルにも駐輪場があるのでは?」と思い立ったのが泥沼の始まり。

ネットでこの話をすると「ビッセにあるよ」「JRタワーの横にも」と、知らない情報が次々と。
現地で確認すると、思った以上に立派な施設が出来ているではありませんか。
というより、こんな便利な駐輪場があることを知らずに、駅の北口に駐めて大通まで歩いていた僕の立場は一体・・・

そんな訳で、札幌〜大通近辺の駐輪場マップを作ってしまいました。
市が設置したものと商業ビルの駐輪場が一覧できます。なお、商業ビルの駐輪場はビルの利用者のみに限られていますのでご注意ください。

技術的には”App.js“というライブラリを使ってUIを作っています。スマートフォンで見ると、画面が回転したり上からニュッと出てきたりと、iPhoneアプリのように見えるはずです。
駐輪場の情報はJSON形式で保存して、Ajaxで非同期読み込みにしました。これによって、駐車場種別による表示・非表示とか、個別ページの動的生成などを実現しています。
真面目にページを作るとファイル数が物凄いことになってしまいそうですが、なんと単一のHTMLファイルで実現しています。
興味のある人はソースを読んでみて下さい。(まだつづく)

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駐輪場の話(前編)

赤れんがテラスのオープンに関連して、札幌市の自転車置き場の問題に深入りしてしまいました。
そもそもの発端は「赤れんがテラスは自転車を駐められるの?」と質問された事です。

これは単純そうに見えて、実に難しい問題です。
札幌市内では自転車の放置禁止区域が定められています。札幌駅の半径数百メートルは殆どが駐輪禁止となっていて、迂闊に駐めると撤去させられてしまいます。
市内には有料駐輪場もあるのですが、赤れんがからは数百メートル。往復する事を考えると、ちょっと使い難い。

そこで赤れんがテラスに「駐輪場はありますか?」と問い合わせると「ありません」という回答でした。残念・・・
しかしその後、札幌市のページを調べていると、ビルを新築する時には「駐輪場を設置しなければならない」という条例があることが分かりました。
日本の法律では「設置に努める」までなのに、条例では「義務」になっています。さすがは札幌市。

そうすると、駅前の新築ビルである赤れんがテラスに駐輪場がないのは変です。ビルを一周してみましたがそれらしき設備も見当たらない。
そこで再度、条例の事を絡めて赤れんがテラスに質問してみると「前回の回答は間違いでした。駐輪場はあります」という回答でした。なんだそれ。
入口が見つからなかったのは鉄扉が閉じていて、駐輪場である事の案内がなかったため。係の人に聞くと「勝手に開けて入っていい」という話でした。
約130台分の広い駐輪場! そして駐めているのは5台だけ・・・

こうして、赤れんがには堂々と自転車で行けることになったのです。
これが問題の入口でしかない事を知るのは、少し先の話(つづく)