9
26
深夜の攻防戦

我が家には4年ほど前から毎月のように迷惑電話がかかってきます。
日付は23〜25日の何れか。時間は深夜2時頃。
受話器を取ると発信音もなく、すでに回線が切れているという状態です。

初めのうちは嫌がらせ電話の可能性も考えましたが、それにしては毎月毎月律儀に掛かりすぎる。
どこかの店の自動送信システムがエラーを起こしている可能性が高そうです。

あまりに続くのでナンバーディスプレイを契約しました。
非通知で掛かってくるので相手の番号は分かりませんが、電話機の設定で「非通知なら着信音を鳴らさない」としたので、とりあえす夜中に叩き起こされる事は無くなりました。

今月25日のこと。午前3時にベルが鳴りました。今回は何故か発信者が見えています。
「犯人の電話番号遂にゲット!」と、意気揚々と相手に掛けました…が、犯人ではなかった様子。

相手はススキノの居酒屋さん。酒の発注先が我が家の番号と一番違いだったようです。
相手の発信履歴も調べてもらいましたが、我が家に掛けたのは今回一度だけという事でした。

4年越しの怨みを晴らせるかと思ったのに肩透かし。実に残念。
真犯人は「酒問屋」の発注者の一人なのか、それとも全く関係ない誰かなのか。
深夜の攻防戦はまだまだ続きそうです。

6
27
羊たちの困惑

IMG_7414.jpg恵庭の「えこりん村」へ。
2006年にオープンした花のテーマパークです。
オープン直後に前を通りかかって「変わった牛がいる牧場だな」と思いましたが、テーマパークとは知りませんでした。

IMG_7424.jpg先ずは併設の牧場へ。
羊のレースを見たり、場内巡回トラクターに乗ったりと、なかなかイベント盛りだくさん。
特に面白かったのが「牧羊犬ショー」です。
トレーナーが「次は木の下です」「青いゲートを通ります」と言いながら犬笛を吹くと、犬がキビキビと動き、的確に羊を誘導していきます。
人馬一体ならぬ人犬羊一体。これは実に北海道らしくて面白い。

羊は人間のいうことはほとんど聞かないそうですから、足が速くて賢い犬を間に入れる事で人間が羊をコントロールするという、昔の人はよく考えたものです。

IMG_7461.jpg続けて開催中の「バラ祭」へ。
村内の「銀河庭園」には30種類の庭があって、それぞれバラが咲いてるんだとか。
牧場でエキサイトした後なので「庭に薔薇か〜」とテンションが下がり気味でしたが、庭園の造りが実に見事。
隠れ家のようなツリーハウスがあったり、ブランコやボートを配置したり、洞窟や秘密の扉があったりとバラエティ豊か。

写真だけだと「イギリスのハイドパークです」と言われても信じてしまいそう。
帰りのバスが迫っていたので駆け足になってしまいましたが、次は1日かけてのんびり見て回りたいと思いました。

ちなみに、併設レストランもかなり美味しかったです。

「えこりん村」まではJR恵庭駅前から送迎バスが30分に1本出ているのでアクセスも楽々。
経営的にはやや苦しいそうですが、いい施設なのでみなさん行ってあげてください。

6
21
夏至祭

当別町スウェーデンヒルズの夏至祭へ行く。
グレイトアース富良野と日程が被っていたので行ったことがなかったのです。
今年は富良野に不参加だったので、ようやく行けました。

IMG_7297.jpg午前9:30にライダー倶楽部の面々がモエレ沼に集合。
実は今日は、モエレ沼ママチャリレースの日でもあったのです。
北海道は短い夏にイベント盛りだくさんですね。
知り合いのスタートを見てから当別へ向けて出発。

モエレ沼〜スウェーデンヒルズは10km弱。あっという間についてしまいます。

IMG_7359.jpg夏至祭の会場は夏祭りのような賑わい。
とは言え、スウェーデンヒルズだけあってオシャレな店ばかり。
スウェーデン料理とか石窯ピザなど、良心的な値段でボリュームもなかなか。
「マイストング」という柱を立てるイベントを見て帰路に付いたのでした。

いまの札幌は日の出が午前4時、日没が19時という高緯度らしさ真っ盛り。
今日が夏至ということは、これから日が短くなって行くんですね。
夏はこれからだというのに、なんだか不思議な感じがします。

3
18
D.I.Y.

IMG_6119.jpgDIYでスチール棚を作りました。


勉強机の横にカレンダーでも掛けようかと思ったのですが、壁面がコンクリートなので画鋲が打ち込めません。
セロテープで留めると半日も経たずに剥がれてしまいます。おそらく壁クロスはテープやシールを弾くように加工されているのでしょう。

そんなわけで壁面カレンダー計画は諦めていたのですが、あるときふと「机と壁の間に支柱を立てれば良いのではないか」と思いつきました。
いざホームセンターに行くと、木製から金属まで様々なDIY製品が並んでします。
今回は断面がL字型のスチールラック用の支柱を購入。専用のネジで簡単に組み立てられました。
ポールは白と黒の2種類があるのですが、専用ネジも白と黒があって驚き。さすが日本人の気配りは一味違います。
このほか、100円ショップで棚用の網や籠やフックを購入。4000円と3時間ほどで念願の壁面カレンダー計画が完成したのでした。

丁度良いサイズのカレンダーが見つからず、オモチャばかり置いてあるのはご愛嬌ということで。
MyDesk.jpg

3
11
3.11

IMG_0022.jpg東日本大震災から4年経ちましたね。
この「近状」に震災のことをあまり書いてなかったので、思いつくままメモします。

西暦2011年3月11日 午後2時46分。
震災の瞬間、僕は札幌にあるオフィスビル6階の職場にいました。
最初は「揺れがドカンと来たな」ぐらいにしか思いませんでしたが、その揺れがいつまでも収まらない。
1分を過ぎると、いつもと違うなと感じ始めました。
オフィス入口ドアを開放して避難準備。落下物に備えたり、揺れる室内をカメラで録ったりしました。

揺れが収まると先ずはメール。近親者に「揺れたけど無事」報告です。
関西の方からは「揺れたの?気づかなかった」と呑気なコメントが帰ってきて一安心。

札幌支社が無事なことを本社に知らせようとしたのですが電話が繋がりません。インターネットも切れています。
どうやら会社で使っているAUの回線がどこかで切れてしまったようです。ソフトバンクやドコモは無事だったので個人のiPhoneで情報収集。
震源地が東北らしいこと、関東でもかなり揺れたことなど断片的な情報が入ってきます。
しかし、この時点ではまだ「いつもより長く揺れただけ」という意識だったので仕事に戻りました。

30分ほど経つとテレビを見ていた同僚から「ちょっと来て」と声がかかりました。
画面に映っていたのは見たこともないような大規模な津波です。
津波は田畑を飲み込み、大量のガレキとともに平野を登っていきます。道路がみるみる水没して車に取り残される人達。
これがヘリコプターからの中継であり、今まさに起きている出来事だとはとても信じられません。
この映像を見てようやく、1995年の阪神大震災に匹敵する災害に見舞われたのだと認識しました。

今日はもう仕事にならないなと思い、家族と連絡を取って駅で待ち合わせ。
JR運休で駅が混雑している他は街の様子に変わりなし。互いの無事を喜んで帰路についたのでした。

帰宅してテレビを点けると、首都圏の帰宅難民の様子や、気仙沼の火事、千葉のコンビナート火災など、次々と恐ろしいニュースが映し出されます。

とりあえず今できることはと考えて、札幌市の避難場所や支援体制のPDFをダウンロード。
緊急時に家族で連絡を取る方法や集合場所、非常灯・非常食を確認して就寝したのでした。
このとき福島第一原発では深刻な事態が発生していたのですが、それを知るのは翌日の話。