11
11
22京都 Day4
朝8時に京都を発って、本日は大阪見物。
大学の同級生と京阪門真で待ち合わせて、海洋堂の見物です。
海洋堂はチョコエッグで有名になったガレージキットの製作・販売会社。
1980年代には完全にアングラ系だったのが、チョコエッグとエヴァで一気に世界の桧舞台に駆け上がった感があります。
僕が通っていた頃は、工場跡になぜか大映の「大魔神」像が置いてあり、古びたプラモの箱が山積みになっているという不思議な場所でした。
いまや立派な自社ビルが建ち、フィギュアの販売も行っているようです。
ツクダホビーから発売された「風の谷のナウシカ」の原型や、80年代の同人誌なども展示されており、その時代を体験した人にとっては涙が出るほど貴重な資料を見ることができました。
予備知識のない人にとっては「よくある製品が定価で売っている」だけの場所なのでご注意を!
海洋堂の後は あべのハルカスへ。
昨年オープンした、日本一の高さを誇るビルです。
展望台の高さは地上300mだそうですから、東京タワー(333m)のほぼ最高地点から下界を見下ろすようなもの。
足がガクガク、手汗ダラダラでした。
あべのハルカスの展望台は2層構造になっていて、上部はコの字型の回廊。下部は吹き抜けの板張りスペースです。
景色の美しさもさることながら、板張りスペースで外気に触れることができるというのが面白い。
観光客もやや落ち着いてきたようなので、一度は見てみる価値があると思います。
この後は新世界で通天閣に登ろうと思ったのですが、行ってみると「一時間待ち」とのこと。
ハルカスのハロー効果でしょうか。いい感じに経済が回ってますね。
新世界で「二度づけ禁止」の串カツを食べて解散。
関空発17:35、千歳着19:25。21:00には帰宅したのでした。
これにて4泊5日の京都ツアー終了。
慌ただしい日程でしたが、懐かしの京都を堪能できました。
11
21京都 Day3
11
20京都 Day2
今日も朝から会議(内容は秘密)。
午後6時にゲストハウスに戻り、今夜は一人で京都を巡ります。
先ずは東山の高台寺へ。
ここは紅葉シーズンに「夜間拝観」が行われていて、まるでNHKの「ゆく年くる年」のように日本的な風景を拝むことができます。
今年は枯山水でプロジェクションマッピングという派手なイベントが開催されていました。
寺社仏閣がこのように商売っ気溢れる行事をすることは賛否両論でしょうけれど、僕は大賛成。
おすすめのイベントです。
夜間拝観のあとはゲストハウス近くの「船岡温泉」へ。
大正時代に創業し、いまは五代目。有形文化財に指定されたという由緒ある温泉です。
普通の銭湯と同じ料金で、大正時代の唐破風造の建物を見られるという京都らしい場所。
予備知識がないとスルーしてしまいそうですが、脱衣所の天井は実に重厚。
迷路のように配置された湯船も楽しい。
意外な拾い物でした。
11
19京都 Day1
朝からスタバ。
何処にでもあって、確実に全席禁煙なのがありがたい。
「分煙です」と書いてあるのに煙ダダ漏れのカフェの何と多いことか。
会議続きの1日でしたが、スケジュールをよく見ると午後に3時間ほど空きがありました。
せっかくなので散策にGo。
北大路からバスに乗って四条河原町まで。
京都のバスルートは便利だけど、検索の難易度が高すぎると思う。
いまどきスマホ未対応なのも良くない。
会場→(バス)→六波羅蜜寺→(バス)→哲学の道→(徒歩)→北大路→(バス)→会場と、3時間でソツなく見て回りました。
紅葉は終わった感じなのが残念。
本日の宿は大徳寺の近くにあるゲストハウス。大部屋で寝て食事は台所で自炊という、民宿+ユースホステルのような感じです。
このゲストハウスは朝食付き1泊2000円と格安なのですが、いわゆるアメニティの類は一切なし。部屋は散らかり放題だし、家主の私物らしきものがあちこちに見えている。
ネットでは賛否両論の場所でした。
恐る恐る敷居をまたぐと、どうみても4人家族向けぐらいの玄関に20人分ぐらいの靴が溢れています。
チェックインしようと思ったら、お勝手のような場所でアジア系の観光客数名が何やら揉めている様子。
どうやら客の方が予約を1日間違えたらしく、部屋の用意がないとの事でした。
彼らのトラブルが収まるまでチェックインしてもらえず、延々と待たされる羽目に。
彼らは大部屋に無理矢理詰め込まれるということで何とか泊まれたようです。
僕が案内されたのは6畳に2段ベッド3つの6人部屋。私物と設備の区別が曖昧で、もう完全に「友人宅に来ました」状態です。
ネットの評判をちゃんと読んでいた人は「覚悟」が出来ているでしょうけれど、「京都の古民家に泊まる」というイメージで来た人は戸惑うでしょうね。
同室は海外の人ばかりで、カナダ・メキシコ・フランス・韓国・中国と多種多様。
何となく話が盛り上がって一緒に夕食に行くことになりました。
向かった先は「Coco壱番屋」。メニューに英語が併記されていて、全て写真付きなのでお気に入りとのこと。なるほど、国際化には地味な努力が大事ですね。
皆さん「日本の文化」に興味があるとのことで、日本文化について質問攻め。
曰く「日本の仏教徒として特徴的な活動は何か」とか「年末年始のハツモーデというのは一体何か?」などなど、日本語でも回答に困ることを散々聞かれてしまいました。
日本に住んで日本語を話していると、何となく「日本のことを分かっている」気分になりますが、いざ他者に「日本とは何か」を説明すると難しいものですね。
アイデンティティの根幹を揺さぶられる一夜でした。